4月26日に発売「ウォーロック・マガジン」Vol.4が、Amazonで予約開始されました。  

 2019年4月26日に発売予定の「ウォーロック・マガジン」Vol.4が、Amazonで予約開始されました。
 第1特集「新入生歓迎」にあわせた、米田仁士画伯による表紙に爆笑!
 岡和田晃は、たまねぎ須永さんとの共作「アンクル・アグリーの地下迷宮」レベル2をデザインしました。
 昨年末に出た『トンネルズ&トロールズ完全版BOOKS』の特典『アンクル・アグリーの地下迷宮』レベル1の、日本オリジナルの続編です。イラストは石野中さん、マップは中山将平さん、アドバイザーに吉里川べおさん、柘植めぐみさん。
 また、「ファンタジー小説最新事情」で、近刊を含めたRPG小説を紹介・批評しています。
 スティーヴ・ジャクソン『トロール牙峠戦争』を中心に、蝸牛くもゴブリンスレイヤー10』、マーガレット・ワイス『レイストリン戦記 魂の剣』、水野良ロードス島戦記 闇と光の境界」、北沢慶ソード・ワールド 蛮王の烙印 古の冒険者と捨てられた姫騎士』、クラーク・アシュトン・スミス『魔術師の帝国《3》 アヴェロワーニュ編』というラインナップです。

 最後に、中山将平さんのコミック「はじめての万太郎とシックスパック」のゲームマスターも担当しています。

My New works of game design on Warlock magazine have just started preorder. The first is Tunnels and Troll’s adventure called “Uncle Ugly’s Underground Level 2”. And the second is reviews of novels Steve Jackson and Margaret Weis, Clark Ashton Smith,etc.

ウォーロックマガジンvol.4

ウォーロックマガジンvol.4

 

 

北海道文学集中ゼミ第2期「釧路文学というトポス」が全文公開

「北海道文学集中ゼミ」、好評につき、2018年2月1日に双子のライオン堂書店で開催した第2回、「釧路文学というトポス」についても、書評SNS・シミルボンの企画の第2期として公開まるごと採録することになりました。全文無料で読めますので、どうぞご覧ください。原稿用紙換算で60枚以上のボリュームがあります。

shimirubon.jp

 釧路文学というトポス(1)~原田康子『挽歌』

 釧路文学というトポス(2)~原田康子・宇多治見・鳥居省三

 釧路文学というトポス(3)~宇多治見「下駄ばきの紳士」

 釧路文学というトポス(4)~川崎茂次郎「めろん」、奥田達也「発明」

 

 北海道文学集中ゼミの第1期(第1回)は以下から読めます。

shimirubon.jp

 

北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載

  北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載されています。
 本稿は二段構成となっており、まず文芸批評と遊戯史学のアプローチからRPG研究をサーヴェイしています。
 後半では、批評的に重要なデザイナーとして『ストームブリンガー』の紹介から『アドバンスト・ウィザードリィRPG』デザインまでの伏見健二さんの仕事の先駆性を論じています。心がけたのは、シリアスゲームデジタルゲーム、文学との往還という視点を堅持することです。
 その他、伏見健二論のウリ。1:文芸評論の作家研究の手法でRPGデザイナーを学術誌にて扱った、非翻訳だとおそらく本邦初の試み。2:「タクテクス」「オフィシャルD&Dマガジン」「ヒッポンスーパー」「3DOマガジン」等の今では必ずしも参照が容易でない伏見さんの仕事を拾い再評価の論拠とした。3:現場目線。

 この「層」には、下楠昌哉「毛皮を奪われた女 あざらし女民話の変奏としてのジョー・ホールドマン『擬態 カムフラージュ』」が載っています。「SFマガジン」2008年5月号に梗概のみ掲載されたまま、埋もれていた伝説の作品ですが、現物は、やはり傑作でした。近年活字化されたSF評論ではトップ級の品質でしょう。
 加えて、タル・ベーラ監督の『ウェルクマイスター・ハーモニー』論が載っている!

校正漏れ。p.44にある、わかつきめぐみ、は、わきあかつぐみ、の間違いです。また、p.49の注釈25は、『ロードス島戦記I』ではなく、『ロードス島戦記II』です。お詫びして訂正させていただきます。

My latest academic writing surveys Japanese RPG studies around Kenji Fushimi’s early works. This article has just published in the journal of Hokkaido University faculty of letters.

 

eprints.lib.hokudai.ac.jp

『日本ペン倶楽部と戦争 戦前期日本ペン倶楽部の研究』が出ました

 

 

 目野由希さんの科研費報告書(「国際ペンクラブと世界文学史の相関――日中印外交と英連邦史、欧州史」)で、私が2017年に行ったインド出張が記述されていました

「モハンマド・モインウッディンおよび岡和田晃の共同研究者2名のデリー史資料調査出張の日程が、ちょうど日印友好交流年のイベントであるデリー大学・ネール大学の日印文学研究のカンファレンスの9月16日前後と重なった。そのため、彼らはここに参加でき、在インド日本大使館書記官や国際交流基金職員、デリー大学教員や大学院生たちと、学術交流を行えた。さらに彼らから、デリーでの調査のためのツテを得られるなど、相互に有益な関係を構築できた。このことで、本共同研究がインドのジャパノロジストたちに関心を持たれ、有意義な対インド文化・学術発信を果たす結果となった。」

 ということです。

 そして、これらの成果を含む研究の全体をまとめた目野由希『日本ペン倶楽部と戦争』(鼎書房)も公刊されました。
 この本はhontoより購入することができますが、

日本ペン倶楽部と戦争 戦前期日本ペン倶楽部の研究の通販/目野 由希 - 紙の本:honto本

 研究チームを編成してアメリカ・インド・イギリスへの海外出張調査を行った点、ちょっと類を見ないスケールの研究になっているのではないかと思います。

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『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』についての書評(商業媒体)

 『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』(寿郎社)、これまで多くの言及や批評をオフライン・オンラインにて、いただいてまいりました。

 有形無形のご支援に感謝いたします。そのなかで、商業媒体で発表された書評や紹介を、まとめて紹介いたします。

 

・「文藝」2018年冬季号(評者:山本貴光さん)

http://web.kawade.co.jp/bungei/2396/

・「東京新聞」「中日新聞」2018年10月12日夕刊(大波小波

https://twitter.com/kghgugin/status/1050694343240036352

・「北海道新聞」2018年10月21日号(評者:澤田展人さん)

https://twitter.com/orionaveugle/status/1053794236527562753

・「読書人」2018年11月2日号(評者:生田武志さん)

https://dokushojin.com/article.html?i=4514

・「東京新聞」「中日新聞」2018年11月3日号(評者:藤沢周さん)

https://twitter.com/Shu_Fujisawa/status/1064812690835628032

・「図書新聞」2018年11月10日号(荒井裕樹さんとの対談)

https://www1.e-hon.ne.jp/content/toshoshimbun/3375_2

・「東奥日報」2018年11月20日号(評者:田中里尚さん)

https://twitter.com/orionaveugle/status/1064783749450092544

・「Webちくま」2018年11月28日号(評者:高原英理さん)

http://www.webchikuma.jp/articles/-/1560

・「現代詩手帖」2018年12月号(評者:笠井嗣夫さん、神山睦美さん)

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2215.html

・『SFが読みたい! 2019年版』(評者:長山靖生さん)

http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014146/ 

「Role&Roll」Vol.174に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」を寄稿

Role&Roll」Vol.174に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」を寄稿しました。『プリズナーNo.6』にオマージュを捧げた作品ですが、ネタ元を知らない方でも脱出ゲーム風にプレイできるように工夫しています。テストプレイでも大好評でした!

As a professional designer, I contributed Posthuman RPGEclipse Phase” gaming scenario on Role&Roll magazine Vol.174. It’s a homage of Patric Mcgoohan’s “The Prisoner”.

 

Role&Roll Vol.174

Role&Roll Vol.174

 

 

「図書新聞」2019年3月26日号に、神山睦美『日本国憲法と本土決戦』(幻戯書房)の長い書評「「純粋贈与」と象徴天皇制の天秤を可視化する」を寄稿

図書新聞」2019年3月26日号に、神山睦美『日本国憲法と本土決戦』(幻戯書房)の長い書評「「純粋贈与」と象徴天皇制の天秤を可視化する」を寄稿しました。

I contributed a long review about Mutsumi Kamiyama's "Nihonkoku Kempow to Hondo Kessen (The Constitution on Japan and the Decisive last battle at Japan) "on The Book Reiview Press issue 03/26/2019.

日本国憲法と本土決戦: 神山睦美評論集

日本国憲法と本土決戦: 神山睦美評論集