2021年5月25日配信の「FT新聞」No.3044にて、D&D小説リプレイ「巡らされた糸、混沌の渦中へ」が掲載されました。クラシックD&Dの26~36レベルを扱う黒箱を使ったシナリオのリプレイで、大艦隊を率いて、神々と丁々発止のやり取りをするとてつもないスケールの冒険です。
2021年5月25日配信の「FT新聞」No.3044にて、D&D小説リプレイ「巡らされた糸、混沌の渦中へ」が掲載されました。クラシックD&Dの26~36レベルを扱う黒箱を使ったシナリオのリプレイで、大艦隊を率いて、神々と丁々発止のやり取りをするとてつもないスケールの冒険です。
「FT新聞1ウィーク! 第427号 FT新聞 No.3041」で、第3035号で配信された『ピークス・オブ・ファンタジー』のシナリオ「人形たちの意思」に対する、読者の方からのコメントへのお返事が載りました。私と角霧きのこさんのコメントが掲載されております。
「FT新聞」No.3042に、「T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 エピローグ」。ついに最終回ですが、私の担当キャラクターの名前が公開されました。執筆の水波流さんによる、『ファイアーエムブレム』エンディング風の後日譚がそれぞれに用意されていて素敵。
日本近代文学会春季大会での発表、聴講ありがとうございました。パネリスト・関係者を含めて400人を越える参加者数だったとのこと。踏み込んだ質問をくださった方々にも感謝です。大変刺激を受けました。毒にも薬にもならない学会発表は意味がないと思っているため、全身全霊で応答いたしました。
運営の方々にもきめ細やかなサポートをいただき、安心して発表にあたることができました。様々なご迷惑をかけたかと存じますが、改めて御礼申し上げます。
今回の発表のなかで、クリスティーナ・ダルチャー『声の物語』について私が「SFマガジン」に書いた書評があるということを触れましたが、以下になります。参考になさってください。
Twitterでも、聴講してくださった方々から、ありがたい反響を頂戴しました。改めて御礼申し上げます。
岡和田晃さんの発表で谷崎由依さんの「舞い落ちる村」他、諸作に言及、三枝和子作品との関係など。
— クワバラ タケカズ@大阪府 (@takekuwa) May 22, 2021
近代文学会春季大会、《特集》ディストピアの向こうへ――〈未来記〉の現在形
— Ryusankun (@donadona958) May 22, 2021
沼正三『家畜人ヤプー』、新海誠『天気の子』、山野浩一「死滅世代」、津島佑子『あまりに野蛮な』などから重要な論点が繰り広げられ大変刺激的でした。原稿になったものもぜひ読みたいですね。https://t.co/Wt6nIqqZCr
日本近代文学会春季大会シンポジウム「ディストピアの向こうへ」、大変面白かった。個人的な関心から、岡和田晃さんのご発表にとくに興味を持った。本日のお話にあった山野浩一の「未来学」批判の文脈を、三枝和子が正確に認識していたとは考えにくいのだけれど、
— kurata (@koppepanne) May 22, 2021
森下達さんの『天気の子』のご発表は最後しか聞けなかったのですが、その後の質疑応答で補完できました。
— 村上克尚 (@katsunao_mura) May 22, 2021
岡和田晃さんのご発表、私の不勉強で、三枝和子がこのような文脈で出てくるとは思わず、新鮮な驚きでした。大江と並べて論じられていた『月の飛ぶ村』、読まなければいけないですね。
なんと!勿体ないお言葉です!
— Makiko Kitani(木谷真紀子) (@MakikoKitani) May 23, 2021
岡和田先生は、他の先生方の内容をお考えくださり、シンポとして統一感のあるよう組み立てくださったと感じました。
おかげさまで学び多い時間になりました。有難うございました!
ものすごい情報量のお話でした。さすがです。
— 日比嘉高『プライヴァシーの誕生』 (@yshibi) May 22, 2021
岡和田さんのご発表は、「カウンターカルチャー」の枠をどこに取るかが肝だった気がしていて、たとえば寺山はそもそもテクストが非常にコラージュ的なので、影響関係論よりもインターテクスチュアリティの方法で詰めていくことができれば、おもしろい気がする
— 大橋崇行@中高生のための本の読み方、発売中 (@oh_mitsukitei) May 28, 2021
ナイトランド叢書から、ドイルの問題作『妖精の到来 コティングリー村の事件』が出ます。いわゆるコティングリー妖精事件についての基礎文献。今回は校正やドイルのプロフィールづくりなどで製作参加しました(公式サイトに、「ナイトランド・クォータリー編集チーム」がクレジットされています)。
コティングリー妖精事件は、大学講義で何度か扱ってきましたが、けっこう「本物!?」と思う学生がいるんですよね。それはともかく、このエピソードを初めて知ったのは、いわゆる怪奇系児童書において、でした。
旧版を図書館で読んだことがあったので、微力ながら新版に関わることができて光栄です。
毎月、井村君江先生の講義をイベントとして配信しています。
井村君江先生「イェイツの墓碑銘」講義 in NLQセッション始まりました! pic.twitter.com/ewxaxy6XBw
— 岡和田晃_「〈世界内戦〉下の文芸時評」第75回が「図書新聞」に掲載 (@orionaveugle) May 15, 2021
井村君江先生の講義 in NLQオンラインセッション、ご来場ありがとうございました。「イエイツの墓碑銘」では最晩年の詩「Under Ben Bulben」(1938)末尾の3行が検討されたのですが、あれこれ話題は広がりました。果たしてHorsemenとはイエイツ自身の投影か? 写真はペンギンのSelected Poetryより。 pic.twitter.com/zd9w2jKxXq
— 岡和田晃_「〈世界内戦〉下の文芸時評」第75回が「図書新聞」に掲載 (@orionaveugle) May 15, 2021
本日発売中の「図書新聞」2021年5月22日号で、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七五回 国家の枠外に追いやられ、弾圧された者らを可視化する文学を!」が掲載されています。入管法改悪が、父権的温情主義(パターナリズム)の裏返しとしての冷酷な弾圧であると批判し、またトリチウムを含む福島第一原発の汚染水海洋放出を問題視しつつ、以下の作品を取り上げています。
・中野京子、星野智幸、温又柔らによる、入管法改悪に対する抗議の記者会見
・織田朝日『ある日の入管――外国人収容施設は“生き地獄”』(扶桑社)
・西尾正道『被曝インフォデミック トリチウム、内部被曝――ICRPによるエセ科学の拡散』(寿郎社)
・若松丈太郎『夷俘の叛逆』(コールサック社)
・柿木伸之『断絶からの歴史――ベンヤミンの歴史哲学』(月曜社)
・倉数茂「父の箱」(「群像」)
・山尾三省『新装版 アニミズムという希望――講演録 琉球大学の五日間』(野草社)
・樫村晴香「二度目の永劫回帰」(「群像」)
・中野睦夫「祭日」(「早稲田文学」二〇二一年春号)
・金子薫「道化むさぼる揚羽の夢の」(「新潮」)
・「早稲田文学」二〇二一年春号の特集「オノマトペにもぐる/オノマトペがひらく」
・横山昌子「琉球諸語オノマトペの世界」(「早稲田文学」)
・丹菊逸治「アイヌ語のオノマトペ――擬音語の仕組み」(「早稲田文学」)
・天草季紅「押韻と反復――バチラー八重子の短歌」(「さて、」第九号)
・「授業づくりネットワークNo.37 多様性を受けとめる教室――インクルーシブ教育を問い直す」(学事出版)
・佐内信之「「生活綴り方」における個と集団~無着成恭の『山びこ学校』に学ぶ~」(「授業づくりネットワーク」)
・平山裕人「教室の中の多様性~アイヌ学習の現状~」(「授業づくりネットワーク」)
・藤井省三「"淪陥期"上海で暗殺された台湾人作家――劉吶鷗」(「三田文學」)
・廖偉棠「弔客と凶年」(佐髙春音訳、「三田文學」)
・青野暦「穀雨のころ」(文學界新人賞受賞作)
・滝口葵巳「愛しのクリーレ」(三田文學新人賞受賞作)
・九段理江「悪い音楽」(文學界新人賞受賞作)
・岡田智樹「エレファント・シュノーケリング」(三田文學新人賞佳作)
・井上荒野「錠剤F」(「すばる」)
・大鶴義丹「女優((一)」(「すばる」)
・ルイザ・メイ・オルコット『仮面の陰に――あるいは女の力』(大串尚代訳、幻戯書房)
・田中さとみ「キラー・カール・クラップ」(「法政文芸」)
・奥間埜乃「わたしの隔絶は」(「ゲタトランケーション」)
・森川義信「樹樹」(「ゲタトランケーション」)
・江田浩司『律――その径に』(思潮社)
・吉田裕『持たざる者たちの文学史――帝国と群衆の近代』(月曜社)
・ポール・ギルロイ「二度と決して――人種を拒絶し人間を救済すること」(小笠原博毅訳、「思想」二〇二一年四月号)
その他、ソルジェニーツィン『収容所群島』、小林多喜二、今野大力、初期ハイデガー、パウル・クレー、ハンナ・アーレント、クロソウスキー『ニーチェと悪循環』、アルトー、フェリーニ、コンラッド『ロード・ジム』『ノストローモ』、W・E・B・デュボイス等に言及しています。
2021年5月11日配信の「FT新聞」No.3030に、「『ウォーハンマーRPG』を愉しもう! Vol.8」が掲載されました。魔法と奇跡の違いは? ハイパーT&T初版、『ウォーハンマーRPG』2版と4版、獣の魔術師とウルリックの司祭の違いは、さらには賢者の石とワープストーンの話題まで!
「FT新聞1ウィーク! 第425号 FT新聞 No.3027」にて、読者の方々の感想に対するお返事を掲載いただきました。アダジョさんにも書いてもらいました。
詩誌「フラジャイル 」第11号から新しい連載「現代北海道文学研究」を始めます。「(一)理論的な枠組みの提示、一九六八年前後の検証」が、掲載されました。
「スッキリ」のアイヌ差別批判、群島(アーキペラゴ)の再地図化、そして第一回北海道新聞文学賞から向井豊昭「うた詠み」が落選を余儀なくされた状況、鳩沢佐美夫との関係を綴った「脱殻(カイセイエ)」についても論じました。
『現代北海道文学論』が同時代性を強く意識していたのに対し、「現代北海道文学研究」は近過去である60~70年代からの再検討を中心的に行うという点に、コンセプトの差異を設けております。理論的かつ実証的に、近過去の再評価を現代につなげる、ということが一つの目標になっているというわけです。
私が新しく連載「現代北海道文学研究」を開始した詩誌「フラジャイル」は書店売りもありますが、流通はこれからなので、読みたい方は下記の連絡先にまでコンタクトをとってみてください。 https://t.co/u558ilJsDL
— 岡和田晃_「読書人」の山野浩一企画Web限定連載記事復活しました (@orionaveugle) May 5, 2021