2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

KINGDOM OF THE BLIND

マリネラ島 島猫さんが、『緑と喜びの地(Green and Pleasant Land)』以来となる、1920年代イギリスの資料集“KINGDOM OF THE BLIND”のレビューをされています。 非常な力作でしたのでご紹介しましょう。 これを導入すれば、ケインズやヴァージニア・ウルフ、…

新作サプリメント『トーナメンツ』

おそらく私は日本でトップクラスに『混沌の渦』を愛していると自認しています。 それゆえか、『混沌の渦』を復活している最高にCoolな会社Arion Gamesから、『混沌の渦』の新作サプリメント(PDF)発売のメールをいただきました。 前作『混沌の渦コンパニオ…

RPGのイメージサウンド:ロック編

私も自分が好きなRPGでイメージサウンド集を作ってみました。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版』:Blind Guardian“Time Stands Still” 『ウォーハンマーRPG』:System Of A Down“Arials” 『ガンドッグゼロ』:Maybeshewill:“Not For Want Of Trying” 『ク…

RPGのイメージサウンドは?

JGC2009では「『ハーン』体験プロジェクト」http://cmizer.com/movie/55731を、ICE JAPANの皆さん、そして『ハーン』プロジェクトhttp://www.sunsetgames.co.jp/rpg/harn/harn.htmの田沼貴弘さんらと一緒に開催します。 その打ち合わせなどを兼ねて田沼さん…

既製シナリオ運用案ですよ!

そういえば、『秘術の書』の訳語の選定などで協力をいただきました岡田伸さんが、既製シナリオの運用案をいろいろ挙げて下さっているのでご紹介します。 丁寧にリクエストにも応えていただきまして、恐縮です。 ・たぶんコーデルかワイアットあたりが書き忘…

『秘術の書』がそろそろ発売になります。

今月末に出る予定の『秘術の書』の見本誌を送付いただきました。ありがとうございます。 それにしても日本の印刷技術はすばらしい。私は『D&D』第4版はほぼすべて原書も持っていますが、本国版の装丁は美しいのひとこと。そして、オールカラーの原書のテイス…

J・G・バラード『楽園への疾走』論

ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクションのサイト「Speculative Japan」にて、 渡邊利道さん(id:wtnbt)の書かれたバラード『楽園への疾走』論が公開されています。 どうぞご覧になって下さい。 http://speculativejapan.net/?p=104 楽園への疾走…

感想をありがとうございました(その2)。

幸運なことに、発表しばらく経ってもウェブ上で、さまざまな方から拙著や拙稿への感想をいただいております。ありがとうございます。なかには「われ逝くものの如く」さまのように、極めて真摯な精読をいただいたものもあり、光栄に存じます。 人から教えてい…

ヘイムスクリングラ

たまたま寄った旭川の書店の地方小出版コーナーにありました。 なんと! あの『ヘイムスクリングラ』が! 健部伸明『幻獣大全』のあとがきにて触れられていたので憶えていたのですが、素晴らしい。ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(一)(1000点世界文学大系 北…

グルジア映画「懺悔」予告

前にこのブログで紹介したグルジア映画「懺悔」の予告が、Youtubeに上がっていましたのでご紹介。 観られなかった人も、予告で雰囲気を味わって下さい。独裁者ヴァルラムの顔がすごい。いくら同志スターリンに似せているとはいえ、ねぇ。 http://d.hatena.ne…

「Speculative Japan」に仁木稔小論を掲載いただきました。

ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクションのサイト「Speculative Japan」に、 「瞠目せよ、世界はかくも豊穣なのだ――『グアルディア』、『スピードグラファー』、『ラ・イストリア』に観る仁木稔作品の位相について」を掲載いただきました。 http:/…

オールド・ウェーヴの真価を見よ――ジャック・ヴァンス『ノパルガース』

ノ・パ・ル・ガ・ー・ス。 この不可思議霊妙なる言葉の響きに魅せられない者はないだろう。 ジャック・ヴァンスの単行本、23年ぶりの邦訳新刊! 快挙! 快挙! 快挙!ノパルガース (ハヤカワ文庫SF)作者: ジャック・ヴァンス,Jim Burns,伊藤典夫出版社/メー…

ブラジルから来たチャウシェスクの子どもたち!?

『ガンドッグゼロ』のサプリメント『バイト・ザ・バレット』では、ランダウバライという街が紹介されています。これはスマトラ島に位置する悪徳の街。『ブラック・ラグーン』のロアナプラの街に近いかもしれません。 この設定を活かさない道理はない! とい…

帰ってきたスケイブン・セッションだよ!

8月9日に開催されたユーザー主体の『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンション第2回にGM参加しましたので、そちらのレポートを掲載させていただきます。ありがたくも5人もの参加希望をいただいたのですが、スケイブン卓で5人は(私の)キャパシティ的に厳…

「エンパイアのオウガ」が公開されました。

エンパイア生まれのオウガの秘密が今、明かされる! 〈読み書き〉を取得しなくても次のキャリアにつけるのはなぜか? ハーフリングとオウガは、なぜ意外にも仲がよいのか? というわけで、以前紹介した「エンパイアのオウガ」が、『ウォーハンマーRPG』日本…

『秘術の書』の予約が開始されています。

翻訳作業に協力させていただいた『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版』のサプリメント『秘術の書』の予約が、Amazon.co.jpで開始されています。秘術の書 (ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版サプリメント)作者: ローガンボナー,イータンバーンスタイン,ピーター・リ…

『社会は存在しない』刊行記念トークイベントに参加してきました。

8月2日に青山ブックセンターで開催された『社会は存在しない』刊行記念、佐々木敦×蔓葉信博×渡邉大輔のトークショー「セカイ系のクリティカルターン〜2010年代の批評へ向けて」に参加してきました。http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200908/_2010200982.html…

ハーフ・ボイルド・ディテクティブ

「Role&Roll Extra Lead&Read Vol.6」に狩岡源さんの『ガンドッグゼロ』リプレイ「ハーフ・ボイルド・ディテクティブ」が掲載されています。 サプリメント『バイト・ザ・バレット』を活用したリプレイで、今までの『ガンドッグ』リプレイとはひと味異なるラ…

ヴコドラク

失礼ながらノーマークの作家だったのですが、今号の「SFマガジン」のエッセイで『ダークエルフ物語』(注:フォーゴトン・レルムを舞台にした『D&D』小説)をベストに上げていたので、ぴぴっと墓場の鬼太郎のごとくRPG者アンテナの反応がして条件反射的に即…

戦後文学再読

「群像」09年08月号に出ている奥泉光×高橋源一郎による対談「戦後文学2009」がとても面白いです。 戦後文学は再読されるべき時期に来ていると思います。 いま読むと「崩壊感覚」とかものすごくアクチュアルではないかと。群像 2009年 08月号 [雑誌]出版社/メ…