2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載

北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載されています。 本稿は二段構成となっており、まず文芸批評と遊戯史学のアプローチからRPG…

『日本ペン倶楽部と戦争 戦前期日本ペン倶楽部の研究』が出ました

目野由希さんの科研費報告書(「国際ペンクラブと世界文学史の相関――日中印外交と英連邦史、欧州史」)で、私が2017年に行ったインド出張が記述されていました。 「モハンマド・モインウッディンおよび岡和田晃の共同研究者2名のデリー史資料調査出張の日程…

『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』についての書評(商業媒体)

『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』(寿郎社)、これまで多くの言及や批評をオフライン・オンラインにて、いただいてまいりました。 有形無形のご支援に感謝いたします。そのなかで、商業媒体で発表された書評や紹介を、まとめて紹介いたします。 ・「文…

「Role&Roll」Vol.174に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」を寄稿

「Role&Roll」Vol.174に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「クローズド・ハビタットの囚人」を寄稿しました。『プリズナーNo.6』にオマージュを捧げた作品ですが、ネタ元を知らない方でも脱出ゲーム風にプレイできるように工夫しています。テストプ…

「図書新聞」2019年3月26日号に、神山睦美『日本国憲法と本土決戦』(幻戯書房)の長い書評「「純粋贈与」と象徴天皇制の天秤を可視化する」を寄稿

「図書新聞」2019年3月26日号に、神山睦美『日本国憲法と本土決戦』(幻戯書房)の長い書評「「純粋贈与」と象徴天皇制の天秤を可視化する」を寄稿しました。 I contributed a long review about Mutsumi Kamiyama's "Nihonkoku Kempow to Hondo Kessen (The…

法政大学経済学部2019年度シラバス(演習・現代マイノリティ文学)

※2019年度、サバティカルの代講として、1年の任期で法政大学経済学部の兼任講師にとして「演習」を担当します。以下、シラバスを公開します。 LIT207CA演習岡和田 晃開講時期:通年 単位:8 単位 木曜4・5限 授業コード:K7054 【授業の概要と目的(何を学ぶ…

東海大学文芸創作学科2019年春学期シラバス(幻想文学・SF論)

サブカルチャーと文学(水曜4限) 2019年度 春学期 水曜4限 授業科目名 サブカルチャーと文学 テーマ サブカルチャーから文学を読み替える「文学を介した“反”サブカルチャー論」 キーワード サブカルチャー 幻想文学・SF 文芸批評 担当教員 岡和田晃 【授業…

東海大学文芸創作学科2019年春学期シラバス(ゲームデザイン論)

※2019年度も継続任用となり、東海大学文化社会学部文芸創作学科で教えます。こちらでは利便性を鑑み、シラバスを公開いたします。 2019年度 春学期 水曜3限 授業科目名 サブカルチャーと文学 テーマ サブカルチャーから文学を読み替える「文学を介した“反”サ…

 3月24日の文学フリマ前橋で、「THaNATOS6 小さなお茶会 図子慧✕岡和田晃ミニトーク~愛はこぼれるqの音色を聞いてみよう」が開催

3月24日の文学フリマ前橋で、「THaNATOS6 小さなお茶会 図子慧✕岡和田晃ミニトーク~愛はこぼれるqの音色を聞いてみよう」が開催されます。新刊の先行発売を記念したイベントで、図子慧さんをゲストに、聞き手を私が務めさせていただきます。・13時~(参加無…

「ウォーロック・マガジン」Vol.3に「無敵の万太郎とシックス・パックの珍道中(ワンダリング・アドベンチャー)“~そして、恐怖の街へ~”」および「FFによる遊戯史学のススメ」が掲載

「ウォーロック・マガジン」Vol.3に、『トンネルズ&トロールズ完全版』のソロ・アドベンチャー「無敵の万太郎とシックス・パックの珍道中(ワンダリング・アドベンチャー)“~そして、恐怖の街へ~”」および「FFによる遊戯史学のススメ」が掲載されています…

4Gamer.netに、『ゴブリンスレイヤーTRPG』の先行リプレイを書きました。

4Gamer.netに、『ゴブリンスレイヤーTRPG』の先行リプレイを書いています。豪華コンポーネントで発売への期待が高まるオールドスクールファンタジーRPG『ゴブリンスレイヤーTRPG』の先行リプレイを4Gamerに寄稿しました。ゲームマスターは原作の蝸牛くもさん…

幻戯書房noteに向井豊昭「竜天閣」が掲載

『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房)の発売を記念し、向井豊昭「竜天閣」(1966、「手」4号)が幻戯書房noteに全文掲載されました。 note.mu この作品については『北の想像力』で詳しく論じています。 北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思…

図子慧『愛は、こぼれるqの音色』の解説を書きました

実力派のSF・ミステリ作家、図子慧さんの久々の新刊『愛は、こぼれるqの音色』(アトリエサード)の解説を担当させていただきました。いまのSFシーンに最も欠けている、ジェンダーの問題の思弁を扱い、深く切り込んだ傑作です。3月24日の文学フリマ前橋で先…

「図書新聞」2019年3月16日号に、「〈世界内戦〉の文芸時評 第四九回 抒情へと頽落せず、「空白をコントロール」せよ!」が掲載

発売中の「図書新聞」2019年3月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第四九回 抒情へと頽落せず、「空白をコントロール」せよ!」が掲載されています。今回は連載5年め突入の抱負とでも言うべき号。以下の作品に言及しています。 ・山本貴光「季評 文態百…

『SFが読みたい! 2019年版』の訂正

『SFが読みたい! 2019年版』ですが 過日は「SFが読みたい!」アンケートへのご投票ありがとうございました。 50p「マイ・ベスト5[国内篇]」の岡和田さまのご投票内容について、 「エヌ氏」の著者が樺山三英氏の表記になってしまっておりました。 こちらの…

「Role&Roll」Vol.173に、「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第四十九回「燭台の灯のごとくに俗世を照らせ――東方の柱頭行者たち」が掲載

「Role&Roll」Vol.173には、「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第四十九回「燭台の灯のごとくに俗世を照らせ――東方の柱頭行者たち」が、掲載されています。アナトール・フランス『聖女タイス』やウンベルト・エーコ『バウドリーノ』でも語られる隠者につい…

「Role&Roll」Vol.173に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「オールト雲の彼方へ」が掲載

発売中の「Role&Roll」Vol.173に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「オールト雲の彼方へ」が掲載されています。オールト雲は、海王星の軌道の外側、カイパー・ベルトや散乱円盤よりも、さらに外側にあります。太陽系内でもっとも「遠い」場所へ赴く…

「ナイトランド・クォータリー・タイムズ」Issue.01に「ぼくらがクトゥルーに出会ったころ」、「「宇宙の片隅、天才シェフのフルコース」の背景」を寄稿

「ナイトランド・クォータリー」vol.16より、定期購読者向けのペーパーもリニューアルしました。その「ナイトランド・クォータリー・タイムズ」Issue.01に、「ぼくらがクトゥルーに出会ったころ」および「「宇宙の片隅、天才シェフのフルコース」の背景」を…

「現代詩手帖」2019年3月号に、麻生直子『端境の海』書評を書きました

発売中の「現代詩手帖」2019年3月号に、麻生直子『端境の海』(思潮社、北海道新聞文学賞詩部門受賞作)の書評「植民地の「空隙」を埋める」を寄稿しました。これまで詩人が発表してきた詩集を全作読んだ上で、あえて、その「政治性」に着目することにしまし…