2025-01-01から1年間の記事一覧

4Gamerに「人はなぜ竜を恐れるのか。同質化する社会に新たな想像の地図を描く「いまファンタジーにできること」」を寄稿

4Gamerのリレー連載「ゲーマーのためのブックガイド」で、アーシュラ・K・ル=グウィン「いまファンタジーにできること」(谷垣暁美訳、河出文庫)を取り上げました。より広い読者へ訴えかけるためには? 「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」の問題点…

「詩と思想」2025年8月号に、「アイヌに対する「文化戦争」、「共生」という包摂、「北方領土」の欺瞞」が掲載

「詩と思想」2025年8月号の「敗戦と記憶・現在の戦争」特集に、「アイヌに対する「文化戦争」、「共生」という包摂、「北方領土」の欺瞞」が掲載されました。『北海道をひらく平和学』(法律文化社)『〈ロシア〉が変えた江戸時代』(吉川弘文館)等、最新の…

「ナイトランド・クォータリー・タイムス」Issue25内容紹介

「ナイトランド・クォータリー」Vol.40、定期購読者限定ペーパー「ナイトランド・クォータリー・タイムス」Issue25には、N・K・ジェミシン原作『Far Sector』、ナイトランド叢書のこれから、E・L・ホワイトに銀のギターのジョンの紹介、さらにはジュール・ド…

「ナイトランド・クォータリー」vol.40「一期一会のモノガタリ〜異類との邂逅」が、2025年10月14日頃発売

僭越ながら私が編集長をつとめる「ナイトランド・クォータリー」vol.40「一期一会のモノガタリ〜異類との邂逅」が、2025年10月14日頃発売。ロジャー・ゼラズニイの本邦初訳、諏訪哲史インタビュー、お馴染みムアコックにイアン・ワトスンをはじめ強力ライン…

「FT新聞」No.4635に、「膠着状態とブレイクスルー、シミュレーションと抽象性の位相について」が掲載ほか

2025年10月2日配信の「FT新聞」No.4635に、「膠着状態とブレイクスルー、シミュレーションと抽象性の位相について」が掲載されました。T&T、D&D、『ハイパーT&T』、『モンスター!モンスター!TRPG』の戦闘システムのあり方をタイトルにある4点の切り口で論…

『Battle with Lamasthu』の収録小説「First Meeting(初めての遭遇)」を翻訳

国境をこえて開発された『モンスター!モンスター!TRPG』のアドベンチャー『Battle with Lamasthu』(スティーブ・S・クロンプトン&西村彰平、Trollgodfather Press、2025)の収録小説「First Meeting(初めての遭遇)」を翻訳させていただきました。 原著…

「図書新聞」2025年9月27日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二七回 人為的な飢饉を繰り返してはならず、対=反乱の正当化も許されない」が掲載

発売中の「図書新聞」2025年9月27日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二七回 人為的な飢饉を繰り返してはならず、対=反乱の正当化も許されない」が掲載されています。 今回は「BBC NEWS」の報道や国連の報告書をベースに、ウクライナでのホロモドール…

025年9月17日配信の「FT新聞」No.4621で、「詩はパラグラフをはみ出る――ゲームブックと土俗」が掲載

2025年9月17日配信の「FT新聞」No.4621で、「詩はパラグラフをはみ出る――ゲームブックと土俗」が掲載。今回は、明日槇悠「シはパラグラフを飛ぶ――ゲームブックと文学性」への応答です。その性質上、単体でのウェブの再録は考えておりませんので、公開期間内…

モハンマド・モインウッディンさんの伊藤計劃論が「SF Prologue Wave」に掲載

「SF Prologue Wave」に掲載のこの論考、すごいです。『虐殺器官』に出てくる「ヒンドゥー・ナショナリズム」につき、専門家が仔細に検討を加えるもの。 監修をしたので謝辞が入っていますが、あくまでも分析はモインウッディンさんにあるものです。 「伊藤…

4Gamerに「“New Wizardry”3部作にみる,日本RPG史のミッシングリンク。44周年のこの年に,「Wizardry Legacy -BCF,CDS & 8-」について考えてみた」が掲載

日本最大級の総合ゲーム情報サイト4Gamerに、歴史的傑作「Wizardry」のなかでも、後期作に焦点を当てた長編コラムが掲載されました。BCF以降の画面キャプチャー、ウィザードリィ・ジャパネスクの興隆を示す小説やガイドブックもふんだんにご紹介。これを読め…

2025年8月31日(日)の第63回日本SF大会で「車座企画 SFとTRPGの40年史」に出演

2025年8月31日(日)の第63回日本SF大会にて、日本工学院専門学校3号館10階で9:30より開催される「車座企画 SFとTRPGの40年史」に、高梨俊一・健部伸明の各氏とともに出演します(私は海外から)。現役院生の雪祭うに氏や皆さんと、大いに語れれば幸いです。…

「図書新聞」2025年8月30日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二六回 一括思考の違和の軋み、旅する言葉が模倣をするもの」が掲載

発売中の「図書新聞」2025年8月30日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二六回 一括思考の違和の軋み、旅する言葉が模倣をするもの」が掲載。参政党が国政政党としての存在感を獲得した状況、極右レイシズムに馴致されて感覚が麻痺した社会を批判しつつ、…

2025年8月22日、「韓国日本学会第110回国際学術大会 ~日韓の描く「未来」―SF文学を通して見る「いま、ここ」 」で発表を行います

2025年8月22日(金)に開催される、「韓国日本学会第110回国際学術大会 ~日韓の描く「未来」――SF文学を通して見る「いま、ここ」」 へ招聘をいただき、発表(講演)を行うことになりました。 東国大学(ソウル)万海館253号室で、現地時間15時から開始され…

「図書新聞」2025年8月2日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二五回 肌感覚としての排外主義を、“言葉の外部”へと追いやってしまわないこと」が掲載

発売中の「図書新聞」2025年8月2日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二五回 肌感覚としての排外主義を、“言葉の外部”へと追いやってしまわないこと」が掲載されました。今回は参院選と、「日本人ファースト」なる馬鹿げた差別煽動に与野党が乗っかった…

「図書新聞」2025年7月26日、2025年上半期アンケート号に参加

発売中の「図書新聞」2025年7月26日、2025年上半期アンケート号「ファーストもセカンドもないお薦め本の森」で、近世から近現代までの北方史に関する、以下の優れた3冊を紹介しました。現物ともども、お手にとってみてください。 ・高橋裕史編『「海」から読…

「図書新聞」2025年6月28日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二四回 イスラエル・イラン間の新たな戦争と狭山事件を結ぶ糸」が掲載

早いところでは日本時間で本日から入手できる「図書新聞」2025年6月28日号(3693号)に、岡和田晃の連載「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二四回 イスラエル・イラン間の新たな戦争と狭山事件を結ぶ糸」が掲載されています。 イスラエルとイランの間で勃発し…

「ナイトランド・クォータリーvol.39 狂気の華〜アウラ・ヒステリカ」が発売

2025年6月13日頃、僭越ながら私が編集長をつとめる「 ナイトランド・クォータリーvol.39 狂気の華〜アウラ・ヒステリカ」が発売。ムアコックに続き、イアン・ワトスンが初登場。小池博史インタビューや、エルゼ・ラスカー-シューラー、日本語の書下ろし小説…

「図書新聞」2025年6月7日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二三回「死後の生」を凌辱の反復とせず、「負債のエコノミー」として再解釈すること」が掲載

早いところでは本日(JST)より発売中の「図書新聞」2025年6月7日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二三回「死後の生」を凌辱の反復とせず、「負債のエコノミー」として再解釈すること」が掲載されています。今回は、自民党の西田昌司参議院議員による…

5月21日18:45より、さっぽろ自由学校「遊」にて、「近代のアイヌの経験を日本語で文学として描くこと」を開催

長岡伸一さんがコーディネートする、さっぽろ自由学校「遊」の連続講座「「和人問題」をあぶり出せ なぜマジョリティは特権に無自覚か」の第1回、5月21日18:45~20:45に、「近代のアイヌの経験を日本語で文学として描くこと」と題してお話します。よろしけ…

「図書新聞」2025年5月3日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二二回 ポストクリティーク時代を拓く、第三風景を意識した研究と批評を!」が掲載

発売中の「図書新聞」2025年5月3日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二二回 ポストクリティーク時代を拓く、第三風景を意識した研究と批評を!」が掲載されました。今回は、単行本で出ている優れた論集を中心に論じています。具体的には、以下の作品を…

4月15日に『戦え!オスパー』の上映、20日に第一回「若松丈太郎の詩と評論を語り継ぐ会」で発表

山野浩一公式サイト、更新しました。貴重な機会です。是非お越しください。 4/15に東京シネセンターで『戦え!オスパー』が上映 - 山野浩一(Koichi Yamano)公式ウェブサイト(新) すでにコールサック社のメールマガジンやFacebookで告知されていますが、…

「図書新聞」2025年3月22日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二一回 独裁と殺戮がもたらす瓦礫を押しのけて咲く薔薇」が掲載

発売中の「図書新聞」2025年3月22日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二一回 独裁と殺戮がもたらす瓦礫を押しのけて咲く薔薇」が掲載されています。今回は、「停戦交渉」が進められているにもかかわらず、パレスチナでの虐殺が止む様子がないこと、ホワ…

3月14日(金)19:00より「ナイトランド・クォータリー・セッション」を日暮里の工房ムジカで開催

2025年3月14日(金)19:00より、「ナイトランド・クォータリー・セッション」を、日暮里の工房ムジカで開催することになりました。 葛原りょう・イワタメグミ・志賀信夫・鈴木一也・二宮トキ、といった豪華な面々と一緒に、朗読や音楽により、詩と小説を掘…

3月8日に日暮里の工房ムジカで『モンセギュール1244』イベント、9日に高円寺のそぞろ書房で『DICEMEN』イベント

2025年3月8日(土)に日暮里の工房ムジカで開催される「NLQ+ムジカ サタデーナイトセッションno.o 復活試演会」にゲスト参加します(18:30開場、19:00からゲーム開始)。 こちらでは、拙訳の『モンセギュール1244』をインストします。中世で異端とされたカ…

「図書新聞」2025年3月1日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二〇回 批判理論が有する敗北主義ではない創造性」を寄稿

発売中の「図書新聞」2025年3月1日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二〇回 批判理論が有する敗北主義ではない創造性」を寄稿しました。 今回はトランプ再選以降、パワーエリートが瞬く間に世界を破壊していくにもかかわらず、横並びの盲従が世を席捲して…

「ナイトランド・クォータリーvol.38 仮面は語る〜真実(まこと)と偽りの顔のあわいに」が、2025年2月27日頃刊行

いよいよ出ます! 僭越ながら私が編集長をつとめている「ナイトランド・クォータリーvol.38 仮面は語る〜真実(まこと)と偽りの顔のあわいに」が、2025年2月27日頃、店頭に並びますよ! 超強力ラインナップ、高品質な文学作品をお届けいたします。 ナイトラ…

2025年3月16日(日)にオンラインで開催の『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンションにゲスト参加します

2025年3月16日(日)の11:00よりオンラインで開催される『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンション(リタさん主宰)に、ゲストGMとしてお招きいただきました。プレイヤー募集は2月15日までですので、どうぞお急ぎください。 拙卓の内容は以下のとおりで…