第18回小熊秀雄朗読会での朗読の動画が公開

詩誌「フラジャイル」主宰の柴田望さんのご尽力により、第18回小熊秀雄朗読会(2019年8月24日 旭川市ときわ市民ホール)での岡和田晃の朗読の動画が公開されました。

朗読 岡和田晃(文芸評論家)
2019年8月24日 旭川市ときわ市民ホール

 

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・「イシスのヴェエルをめくって」
・「恍惚のベアータ」
・「海賊コンラッドの出奔」(「フラジャイル」6号)
  ~詩集『掠れた曙光』(著・岡和田晃 幻視社)より

以上3作品の朗読に、簡単な解説を添えました。

岡和田晃の第一詩集『掠れた曙光』については初版が完売しており、増刷を検討中です。akiraokawada@gmail.comにまでご連絡いただければ、増刷時にお送りいたします。

 

「図書新聞」2019年10月12日号に、高橋志行さんによる『傭兵剣士』書評が掲載

本日発売の学術書評紙「図書新聞」2019年10月12日号に、立命館大学衣笠総合研究機構研究員の高橋志行さんによる「古典ダンジョンは何度でも甦る」と題した、ジェームズ・ウィルソン、岡和田晃著、安田均清松みゆき訳『傭兵剣士』(グループSNE、書苑新社)の書評が掲載されています。ぜひお読みを!

 

「図書新聞」2019年10月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評」第五六回 敗北主義を瀰漫させる鈍感さと、振り上げるべき剣のかたち」が掲載

 本日発売の「図書新聞」2019年10月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評」第五六回 敗北主義を瀰漫させる鈍感さと、振り上げるべき剣のかたち」が掲載されています。
 今号は台風一五号によって千葉県南部が甚大な被害に遭ったにもかかわらず、対応よりも組閣人事とその発表を優先させた政府を批判しつつ、以下の作品に触れています。

 

今野晴貴/藤田孝典編『闘わなければ社会は壊れる 〈対決と創造〉の労働・福祉運動論』(岩波書店
・渡辺寛人「ソーシャルビジネスは反貧困運動のオルタナティブか?」(『闘わなければ社会は壊れる』)
・宮田惟史「経済システムの停滞と転換」(『闘わなければ社会は壊れる』)
山本貴光「お金のつくり方」(「すばる」)
・前澤ゆう子「医療・福祉労働の実践を通して『事件』を考える」(労働者文学賞
・宮内義富「一人ひとりを大切にする~日本の精神科医療・障害者福祉を通して考えてきたこと」(「逍遥通信」)
・白川一「日当五百円」(労働者文学賞佳作)
・篠田佳希「彩子の朝」(「民主文学」)
磯部涼の新連載「令和元年のテロリズム」(「新潮」)
古川日出男曼陀羅華X 1994-2003」(「新潮」)
玖村敦彦『日本の歩みを強く危惧する 93歳の原爆体験者からの訴え』(寿郎社
・水出みどり『泰子』(思潮社
紅野謙介編『どうする? どうなる? これからの「国語」教育』(幻戯書房
・川口隆行「国語教育と日本語教育」(『どうする? どうなる? これからの「国語」教育』)
・姜信子「極私的在日文学論」(「文藝」)
・北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房)
・倉数茂「百の剣」(「群像」)
陣野俊史「鶴鳴(かくめい)」(「文藝」)
神谷光信「井上光晴と二つの東京オリンピック」(「季報 唯物論研究」一四六~一四八号)
・八重樫克羅「原発ゴルゴン」(「白亜紀」)
・遠藤ヒツジ「暗がりの父性――エンデあるいは火の霊へ」(「白亜紀」)
・小岡明裕「閾をまたいで」(「「未定」)
・ジョリス=カルル・ユイスマンス「赤の淡彩画(カマユー)」(小岡明裕訳、「未定」)
・「テオドール・ヘルツル――ウィーンの反ユダヤ主義」(「「未定」)
・「ジーン・ウルフ一問一答」(中野善夫訳、「SFマガジン」)

 なお、今号では文化庁の「あいちトリエンナーレ」関連保護金撤回を、広く文科省の問題と捉えています。

2019年9月26日の共同通信配信記事に、川越宗一『熱源』(文藝春秋)の書評を寄稿

 本日2019年9月26日の共同通信配信記事で、川越宗一『熱源』(文藝春秋)の書評を書きました。週末から全国の地方紙に掲載されていきます。

 サハリン(樺太アイヌの対雁への強制移住、昨年没後100年だった人類学者ピウスツキが等が扱われ、アイヌ、北方(文学)史入門にも最適な小説です。

 書評では、より現代的な課題にまで、さらに踏み込みました。

熱源

熱源

 

 

 

岡和田晃×倉数茂「新自由主義社会下における 〈文学〉の役割とは」第3回・第4回が公開

「シミルボン」連載の岡和田晃×倉数茂「新自由主義社会下における 〈文学〉の役割とは」第3回・第4回が公開されました。螺旋を描くように議論が深まり、ポレミークにもなっていきます(4回で完結)。

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岡和田晃×倉数茂「新自由主義社会下における 〈文学〉の役割とは」第2回が公開

 岡和田晃×倉数茂「新自由主義社会下における 〈文学〉の役割とは」、さっそく第2回を公開いたしました。2018年11月10日にジュンク堂書店池袋本店で行ったトークショー採録です。

 倉数さんがツィートで補足されていますが、私は便宜的にジャンル分けをすることはあるものの、「純文学」と「エンタメ」の棲み分けは有害無益で、一刻も早く撤廃すべきだと考えています。また、「周縁」の立場から「知識人」として社会を語って、何も問題ないじゃない、とも。
 私は文芸時評を長く続けている偽らざる感想として、制度としての「純文学」にも「エンタメ」にも期待をしていません。黴の生えた古臭いカースト制。そういった枠組みを批判的に捉えるのが大前提として、質の高いものを〈文学〉として受け止めています。私のやっていることも〈文学〉を目指しています。

 なお、相模原事件を文芸誌がほぼ黙殺した、というのは、単に時事ネタを拾えていない、ということを言っているのではありません。荒井祐樹さんとの対談では、70年代からの障害者の権利獲得運動の全てをちゃぶ台返しするような事件だったという話が出ました。そこに言葉が届いていない、ということです。

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『骨踊り 向井豊昭小説選』商業媒体での書評一覧

『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房、2019年)ですが、商業媒体での書評があらかた出揃った感がありますので、以下にまとめておきます。その他、ご存知のものがあれば、お手数ですがお知らせください。なお、私や山城むつみさんが書いてきた関連原稿は除いてあります。

骨踊り

骨踊り

 

・「日本経済新聞」2019年2月21日夕刊(評者:陣野俊史
・「朝日新聞」2019年3月23日日曜版(評者:サンキュータツオ
・「東奥日報」2019年3月30日朝刊(評者:山田勝仁)
・「POPEYE」864号(2019年4月号、マガジンハウス)
・「週刊新潮」2019年4月4日号(十行本棚)
・「北海道新聞」2019年4月14日日曜版(評者:中舘寛隆)
・「週刊金曜日」2019年5月17日号(評者:永田希)
・「図書新聞」2019年6月15日号(評者:川﨑秋子)
・「季報 唯物論研究」148号(2019年8月号、評者:奥間埜乃)