向井豊昭の新刊はどうやったら読めるの?

BARABARA(バラバラ)

BARABARA(バラバラ)

 土地と神話について考えると、どうしてもこの人が浮上してくる。
 
 デビュー作『BARABARA』みたいなリーダビリティの高い作品も素晴らしい。
 が、なかでも、北海道小説の最高峰ともいうべき『怪道をゆく』が大好きだ。
 この作品、最近、単行本化されたらしいのですが、流通に乗らないらしいので、実際に眼にすることができません。
 何か、雑誌掲載時と変わってたりするのかしらん。
 つうか、自費出版扱いを強いられているのが信じられん。
 文芸誌はこういう人の小説をこそ、もっと載せていくべきだと思う。