新作あれこれ

 『ウォーハンマーRPG』関連の新作が2点、12月末に発売されます。
 1つ目はアンソニー・レイノルズの小説『渾沌のエンパイア』。訳には翻訳チームの待兼音二郎さんが参加しています。地を這い泥水を啜り混沌の化け物に脳髄をかち割られる、これこそが中世暗黒時代であり、ファンタジーですよ!(力説)
 プレビューを、こちらで読むことができます。冒頭69ページを立ち読みできてしまうわけですね。この分量、サービスしすぎ(笑)

渾沌のエンパイア (ウォーハンマーノベル)

渾沌のエンパイア (ウォーハンマーノベル)

 2つ目は、『ナルンの高炉』。キャンペーン「呪われし道」の棹尾を飾るに相応しい力作です。
 翻訳は、『アルトドルフの尖塔』に引き続き定木大介さん。原書を読んでいますが、もちろん、前半3分の1には詳細なナルンの設定が載っています。これはヴェネツィアを思わせるちょっと変わった街のつくりで、必見です。砲術大学校の部分は『ウォーハンマー・コンパニオン』ともリンクしていますよ。

新しい叙事詩、ここに完結! 太古の悪がめぐらす策謀を知り、とある独立不羈の冒険者集団が、エンパイアに仇なす混沌の暗黒勢力の前に立ちはだかった。その勇者たちとは果たしては誰か? もちろん君と君の仲間たちだ!
『ナルンの高炉』は「呪われし道」キャンペーンの最終章である。思えば、じつに長い道のりだった。『ミドンヘイムの灰燼』で混沌の裏をかき、『アルトドルフの尖塔』においては数多の陰謀をくじいた。しかし、オールド・ワールドに阿鼻叫喚の地獄を現出せしむるチャンスが、今いちど混沌に与えられたのである。ナルンに建ち並ぶ銃砲製造工場は空に向かってもうもうたる黒煙を吐き出しているが、その足もとでは、混沌による汚染の、避けがたい臭気が立ち込めている。


【目次】
ナルンの街案内
第1章 3つめの欠片
第2章 さらばアルトドルフ
第3章 ライク河遡上
第4章 ナルンに渦巻く恐怖と憎悪
第5章 調査
第6章 新兵器と地下ナルン
第7章 仮面舞踏会
第8章 阿鼻叫喚の巷

ナルンの高炉 (ウォーハンマーRPG 冒険シナリオ)

ナルンの高炉 (ウォーハンマーRPG 冒険シナリオ)

 年末も『ウォーハンマーRPG』の進撃は止まりません。ぜひ一緒にシーンを盛り上げていきましょう!