そろそろ近づいて参りました、日本SF大会TOKON10。
岡和田は以下の3つの企画に参加いたします。
参加される方はぜひお越し下さい。
●東京SF大全を踏まえてSF評論の意義を問い直す
SFの発展に評論は欠くことができない。今年で第五回目を迎えた日本SF評論賞はすぐれた才能を輩出してきた。そこで新鋭Sf評論家たちがSF評論の大先輩をお迎えして、東京SF大全の成果を踏まえつつ、SF評論の可能性について自由闊達な討論をくりひろげる。
【出演者】
荒巻義雄(作家)
山野浩一(作家)
巽孝之(評論家)
石和義之(評論家)
磯部剛喜(評論家)
海老原豊(評論家)
岡和田晃(評論家)
高槻真樹(評論家)
藤田直哉(評論家)
横道仁志(評論家)
司会:森下一仁(評論家)
●仁木稔と『ミカイールの階梯』を語る
もはや世界文学の領域に差し掛かった、重厚長大な新作『ミカイールの階梯』(早川書房SFシリーズJコレクション刊、二分冊)で、圧倒的な筆力を示した仁木稔。
舞台となるロシア、中央アジアなどの調査の妙。宗教対立、自爆テロなど現代的なモチーフ。遺伝子工学や知性機械などの豊富なSF性、そして胡旋舞などの古典芸術の新たな解釈から生まれる静謐にして躍動的なテクスト。
尽きることなき『ミカイールの階梯』の魅力を、前作『グアルディア』、『ラ・イストリア』をも射程に入れつつ、語り尽くす!
【出演者】
仁木稔 (作家)
伊東総 (SFセミナー2009合宿企画「仁木稔と『HISTORIA』シリーズを語る」司会者)
岡和田晃 (RPGライター、文芸評論家、翻訳家)
●クトゥルーの御代
クトゥルーの御代ラヴクラフト没後70年を遥かに過ぎ、新たな活性化を見せるクトゥルー神話の現状、SFマガジン特集で書ききれなかった最新のクトゥルー神話情勢、翻訳やライトノベルズの新作から、日本人も参加したクトゥルー小説アンソロジー「Cthulhu's Reign」などを、小説、コミック、ゲームなど若手評論家陣がクロスオーバーに語る。語り手はSFマガジンのクトゥルー神話特集で脚光を浴びた竹岡啓、萌えからナチスまでガチで解説する森瀬繚、若手SF評論家の岡和田晃ら。モデレーターは、「クトゥルフ神話ガイドブック」の朱鷺田祐介。