早稲田大学TRPGサークル乾坤堂20周年記念前年祭で講演をさせていただきました。

 本日は「早稲田大学TRPGサークル乾坤堂20周年記念前年祭」にゲストとしてお招きいただき、編集者の吉原大輔さん、瀬尾亜沙子さんと共に、「TRPGライター/翻訳者の仕事について」というタイトルで、簡単な講演をさせていただきました。
 創造的な仕事に関心をもってもらうことを念頭に置き、自分の経験を軸に、ライター/翻訳者に何が求められるかということについて、なるべく経験に基づきつつも、普遍的なレベルにまで広げて把握してもらえるよう心がけたつもりですが、私のしゃべりの善し悪しはさておき、確かな手応えがあったように思えます。
 講演でも言いましたが、RPGのユーザーというものは単なるいち消費者というだけではなく、ひとつの文化を形成し、維持していく、いささか大げさな言い方をすれば運命共同体に近いものだと私は認識しています。わずかでも、そうした思いが伝わったように思い、ほっとしました。
 吉原さんの「「ゲームを遊ぶ大人になる」のは案外難しいかもしれない。でも、「ゲームで遊ばない大人にはならない」ことなら簡単にできる。自分の人生からゲームを切り捨てない。ただそれだけだから。チャンスがあれば遊ぶ――そしてもっといいのは、そのチャンスをとにかく自ら生み出していくこと。」というお言葉に、私も賛同いたします。
 若い熱気に包まれ、RPG界を盛り上げていこうというコンセンサスが生まれ、未来は明るいと感じさせられました。
 吉原さん、瀬尾さん、そして早稲田大学TRPGサークル乾坤堂の皆さま、どうもありがとうございました。
 この場で、改めてお礼を申し上げます。


※当日、ご紹介させていただいた拙稿の掲載されている雑誌です。

EQ Extra GIALLO (イーキュー エクストラ ジャーロ) 2010年 01月号 [雑誌]

EQ Extra GIALLO (イーキュー エクストラ ジャーロ) 2010年 01月号 [雑誌]