「Role&Roll」Vol.103に連載コラム、および『エクリプス・フェイズ』記事を掲載いただきました。

 RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.103に、中世ヨーロッパ社会についての入門コラム「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第14回「目指せ博士(ドクトル)!――中世の大学と学生」が掲載されました! 数ある中世の大学のなかでも、イタリアのボローニャ大学とフランスのパリ大学、イギリスのオックスフォード大学をフィーチャーしています。
 今回のテーマは、まとめるのがかなり大変でした。意外と類する資料ななく、中世大学史についての最新の研究論文を渉猟いたしましたので、かなり資料性が高くなっていると思います。見田航介さんのイラストは「中世の筆記具」について解説しています
 また、本稿については12世紀ルネサンスについてあまり深入りできなかったのですが、単行本として入手できるものだと、甚野尚志『十二世紀ルネサンスの精神 ソールズベリのジョンの思想構造』知泉書館、2009年が特に面白く読めました。「魔術への批判」の部分は必見です。

 また、「Role&Roll」Vol.103では『エクリプス・フェイズ』の「エントリー・ミッション」(SF入門を兼ねた導入シナリオ)「装甲任務:偶像警護」のお手伝いをさせていただきました。
 こちらは『機龍警察』に捧げられたオマージュ・シナリオ。パワード・エクソスケルトンが大活躍します。エクソスケルトンというと『ギャラクティック・アーク』を思い出しますね。
 そうそう、シナリオライター朱鷺田祐介さんは、日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」に、新作小説「リフレクション」(http://prologuewave.com/archives/3077)を寄稿しています。こちらも、あわせてどうぞ。
Role&Roll Vol.103

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機龍警察 暗黒市場

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