SFセミナーというイベントをご存知でしょうか。数あるSFイベントのなかでも、サーコン(“Serious and Constructive”=「真面目で建設的な」)系の老舗イベントで、ちょっとした学会のような雰囲気がある、真面目にSFと文学について語り合うことができるイベントです。
今年、5月3日〜4日に開催されるSFセミナー2013の合宿企画で、「アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会」を、作家の仁木稔さん、さあのうずさん、夜明ちかしさんと開催することになりました。参加型で、気軽に感想を言い合える会にしたいと思います。時間は未定ですが、合宿企画内で行ないますので、『アサイラム・ピース』をお読みになり、お越しいただけましたら幸いです。下記に、当日配布されるパンフレットに寄稿した案内文を掲載します。
- 作者: アンナ・カヴァン,山田和子
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2013/01/22
- メディア: 単行本
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雑誌「NW-SF」13号で抄訳が発表されてから35年以上の月日を経て、ついに、全訳が刊行された『アサイラム・ピース』。この快挙を記念し、アンナ・カヴァンとその作品について語り尽くしましょう。
課題図書:アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』(山田和子訳、国書刊行会)
「NW-SF」の創刊者で、サンリオSF文庫の編集顧問だった山野浩一さんから、アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会に向けて、山野浩一さんより、激励の資料提供をいただきました。サンリオSF文庫から刊行されていたアンナ・カヴァンの『ジュリアとバズーカ』、『愛の渇き』邦訳です。君はスリーブ付きのサンリオSF文庫を見たことがあるか!?