10月5日(土)に、ジュンク堂書店池袋本店で、八杉将司さん・海老原豊さんとトークイベントをやります!

 すでに日本SF作家クラブ50周年記念サイトにも告知を掲載いただいていますが、「『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』刊行記念 未来を産出(デリヴァリ)するために〜新しい人間、新しいSF〜」に参戦いたします。是非お越しください。ともに、SFと未来を考え抜きましょう!

「限界研【編】『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』刊行記念 未来を産出(デリヴァリ)するために〜新しい人間、新しいSF〜」


トークショウ詳細
日時:2013年10月5日(土)19時30分 より
場所:ジュンク堂書店 池袋本店 4階カフェ
出演:八杉将司 ・ 岡和田晃海老原豊
定員:40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
入場料:1,000円(ドリンク付)
申し込み:電話(03-5956-6111)又はご来店(1Fサービスカウンター)にて
※特に整理券、ご予約のお控え等はありません。
キャンセル:電話(03-5956-6111)まで必ずご連絡ください。
その他問い合わせ先:ジュンク堂書店 池袋本店 TEL03-5956-6111


■パネリスト一覧
八杉 将司(日本SF作家クラブ会員)
岡和田 晃(批評家・日本SF作家クラブ会員)
海老原 豊(日本SF作家クラブ会員)


■イベント内容
 現在、日本SFは活況を見せ、「夏」を迎えたと言われる。そこでは往々にして、ポストヒューマンという新しい人間のカタチが描かれている。評論集『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』は、社会現象を巻き起こした伊藤計劃の問題意識を起点に置きつつ、「政治」や「言語」、あるいは「コミュニケーション」などといった観点から現代SFの状況を捉え直すことで、〈日本的ポストヒューマン〉という新たなヴィジョンを提示してみせた。
 本イベントでは、伊藤計劃以後、最も批評的な注目を集める本格SFの書き手・八杉将司の代表作であり、日本SF大賞の候補ともなった『Delivery』を具体的に検証しながら、SF的想像力の意義を掘り起こし、これからの人間、社会、そして二〇一〇年代のSFのあり方について考えていく。

ポストヒューマニティーズ――伊藤計劃以後のSF

ポストヒューマニティーズ――伊藤計劃以後のSF

Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

【講師紹介】


八杉将司(やすぎ・まさよし)
一九七二年生まれ。兵庫県姫路市在住。日本SF作家クラブ会員。『夢見る猫は、宇宙に眠る』で第五回日本SF新人賞を受賞。二〇〇四年、同作品にてデビュー。二〇一二年、『Delivery』(ハヤカワSF-Jコレクション)が第三十三回日本SF大賞候補作となる。同作では宇宙規模の壮大なスケールにて、ポストヒューマンのあり方が問われた。その他の著書に、伊藤計劃『ハーモニー』への返歌を兼ねた『光を忘れた星で』(講談社BOX)がある。また、日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」の初代編集長をつとめた(二〇一三年五月まで)。


岡和田晃(おかわだ・あきら)
一九八一年、北海道生まれ。批評家、日本SF作家クラブ会員。「「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃虐殺器官』へ向き合うために」で第五回日本SF評論賞優秀賞受賞。『ポストヒューマニティーズ』に「「伊藤計劃以後」と「継承」の問題」を寄稿。文庫解説に伊藤計劃The Indifference Engine』(ハヤカワ文庫JA)、ピーター・ディキンスン『生ける屍』(ちくま文庫)ほか。日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にてポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』のシェアードワールド小説企画を進行中。


海老原豊(えびはら・ゆたか)
一九八二年、東京生まれ。日本SF作家クラブ会員。第二回日本SF評論賞優秀賞を「グレッグ・イーガンとスパイラルダンスを」で受賞(同論考は「S‐Fマガジン」二〇〇七年六月号に掲載)。『ポストヒューマニティーズ』に「カオスの縁を漂う言語SF」を寄稿。「週刊読書人」「S‐Fマガジン」に書評、「ユリイカ」に評論を寄稿。まれに翻訳もする。ジェンダー、教育、若年者労働、小劇場演劇に関心がある。


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