「SFマガジン」2014年8月号のオールタイム・ベストSFのプロ投票に参加しています。

 「SFマガジン」2014年8月号の「オールタイム・ベストSF」にプロとして参加しています。とはいえ、とても絞りきれませんので、選考基準については、「原則として一人の作家につき一作品」、「SFプロパーという自認がある書き手(SF専門誌掲載なので)」という縛りをかけています。その他、カテゴリーごとに明確なコンセプトワークを設定いたしました。これは「隠し味」で、記名投票というのはそこを見るのが面白いと思いますから、ブログでネタを割ることは避ける次第です。

S-Fマガジン 2014年 08月号

S-Fマガジン 2014年 08月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: 雑誌
 また、同号には「SFセミナー2014」のレポートが掲載されています。私が司会をつとめた昼企画2コマ目、「「世界内戦」下、SFに何ができるか」は、鈴木力さんがレポートを執筆されています。このレポート内で、仁木稔さんのウェブログにある「岡和田晃氏への応答」が紹介されています(なお、レポート掲載を受けて、仁木さんは「あくまで岡和田氏の評論(およびSFセミナーでの発言)に触発されたわたしの意見で、氏の考えを否定するものではない」という補足もなされています)。
 この「応答」について色々と思うところはありますが、岡和田からの具体的な再応答については別のイベントで行うことができたらということで調整し、前向きに進行しております。正式に決まり次第、告知させていただきます。
 関係して、仁木稔さんのウェブログにある「SFセミナー2014レポート」について、事実誤認らしき箇所について、私の立場から訂正をさせていただきます。
 まず質問内容についてですが、岡和田が仁木稔さんと樺山三英さんに「事前打ち合わせにない質問をしてきた」という記述は遺憾というほかなく、私がこれまで各種イベントに出演してきた経験を鑑みても、質問内容は充分に事前相談の内容の範囲に含まれていると、自信をもって言うことができます。
 続いて、夜の部一コマ目の企画出演について仁木さんが知らなかったということですが、この点について事実のみを書いておきますと、SFセミナーは例年夜の部一コマ目は昼の部の続きとなっており、仁木さんは過去にも何回か、合宿企画の参加経験があります。加えて私からも仁木稔さんに、企画出演について事前に電話でお伝えしておりました。

【追記】2014年10月に行われた日本近代文学会のパネル「〈世界内戦〉と現代文学」が、「SFセミナー2014」の実質的な後続企画でした。

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