「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.65に「『ダンジョン飯』から広がるディープなファンタジーゲームの世界」を寄稿しました。

 アトリエサードのアート&カルチャー誌「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」のVol.65の特集「食と酒のパラダイス!」に、田島淳さんとの共著「『ダンジョン飯』から広がるディープなファンタジーゲームの世界」を寄稿いたしました。
  九井諒子のファンタジー・コミック『ダンジョン飯』が大ヒット、いろいろ語られておりますが、すみません、ぶっちゃけ、どれも物足りない感じです……。なぜか。そこには作品のルーツについての歴史的な視座が欠けているからだっ! そこで、『ダンジョン飯』が下敷きにしているファンタジーRPGの文化圏について、ぐぐっと掘り下げてみました。
 直接の元ネタである(断言!)3DダンジョンRPGウィザードリィ』や、もっと語られていいウィザードリィ小説群。その下敷きになっている会話型の元祖RPG『アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ』。さらにはゲームブック文化をも射程に入れた『ザナドゥ・データブック』。ハイ・ファンタジーの雄であるグローランサ世界の『トロウルパック』。はてはクトゥルー神話作品『妖神グルメ』から、あの怪作、ペトロニウス『サテュリコン』までコアに紹介。
 密度高し。気合い入ってます! 2015年の商業誌で、AD&Dグローランサの名前を見て感涙してください。
 今回は私、FLEA MARKETはお休みさせていただきましたが、代わりに高槻真樹さんが「酒と映画とメタフィクション――山形国際ドキュメンタリー映画祭2015ルポ」を寄稿しています。こちらの監修もさせていただきました。