「図書新聞」4月9日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評」第14回「匿名という転倒した公共性は、いかなる回路へと通じているか」が掲載されています。

 早いところでは昨日から入手可能な「図書新聞」4月9日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評」第14回「匿名という転倒した公共性は、いかなる回路へと通じているか」が掲載されています。電子版もありますので、ご利用ください。例の「保育園落ちた日本死ね!!!」への分析から始まって、以下の作品について触れています。

大塚英志「「憲法」を生き直す最後の機会」(「早稲田文学」)
・くぼたのぞみ「異郷の物語を読むことは」(「早稲田文学」)
石内都「フルフルメッシュ」(「早稲田文学」)
・柴橋伴夫『生の岸辺 伊福部昭の風景(パサージュ)』(藤田印刷エクセレントブックス)
・金石範×小森陽一「『火山島』の“再現在”」(「すばる」)
蓮實重彦「伯爵夫人」(「新潮」)
・アルフレート・デーブリーン『マナス』(岸本雅之訳、白水社

 その他、ポーリーヌ・レアージュO嬢の物語』、ジャン・ド・ベルグ『イマージュ』、アラン・ロブ=グリエ『囚われの美女』、『快楽の漸進的横滑り』、“Un Roman Sentimental”、蓮實重彦『オペラ・オペラシオネル』、阿部和重公爵夫人邸の午後のパーティー』、江中直紀「ポルノグラフィーの風景――漱石、J・L・ボルヘス、C・シモンらによる――」、アルフレート・デーブリーンベルリン・アレクサンダー広場』にも言及いたしました。

早稲田文学 2016年春号 (単行本)

早稲田文学 2016年春号 (単行本)

すばる 2016年 04月号[雑誌]

すばる 2016年 04月号[雑誌]

新潮 2016年 04 月号 [雑誌]

新潮 2016年 04 月号 [雑誌]

マナス (エクス・リブリス・クラシックス)

マナス (エクス・リブリス・クラシックス)