「ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち」に「アリス&クロード・アスキューと思弁的実在論(スペキュレイティヴ・リアリズム)――《幽霊狩人カーナッキ》の系譜から逸脱、パラノーマルなオカルト探偵」を寄稿しました。
「ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち」に批評文「アリス&クロード・アスキューと思弁的実在論(スペキュレイティヴ・リアリズム)――《幽霊狩人カーナッキ》の系譜から逸脱、パラノーマルなオカルト探偵」を寄稿しました。ニール・ゲイマン、キム・ニューマンと驚異的な顔ぶれで、RPG関係者でもある安田均さんや小林正親さんの寄稿もあります。
拙稿は前号の「ウィリアム・ホープ・ホジスンと思弁的実在論」の問題意識を引き継いだ論考ですが、単体でも十分にお読みいただくことが可能です。このために限定500部の『エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿』原書を入手し、研究した成果を反映させました。具体的には、哲学的な文脈のみならず、評伝的な要素やミステリ論の視座を並立させることで、問題を深く掘り下げられるように試みた次第です。
以下はお読みいただいた方から寄せられたコメント。ありがたい限りです。
「ナイトランド・クォータリー」vol.05は心霊探偵特集で、岡和田晃さんが刺激的なエイルマー・ヴァンス論を書かれています。また、文中でわざわざ私のブログ記事にまで触れていただき、恐縮しております。https://t.co/VzfI4OSeAh
— 中島晶也 (@AkiyaNakajima) 2016年5月29日
@orionaveugle 面白かったです。自分には「カーナッキ」に比べ「エイルマー・ヴァンス」は怪奇色が薄く感じられたのですが、意外と怪奇というのは科学性と幻想性の狭間に生まれやすいのかなあと思ったりしました
— 放克軒(さあのうず) (@boppggun2012) 2016年5月26日
- 作者: ニール・ゲイマン,キム・ニューマン,ジョン・ディクスン・カー,朝松健
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- 作者: アリス&クロード・アスキュー,田村美佐子
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