「真空の開拓者――大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」」完結

 学術出版社・未來社のPR誌「未来」2015年秋号より「真空の開拓者――大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」」という批評の連載をしております。
 最新の2016年夏号では、その第4回、最終回が掲載されています。ぶじ完結。一年間のご愛読、本当にありがとうございました。

「未来」2016年夏号(No. 584)


星形の庭の明るい夢(1970-1989)――オペラ戦後文化論II (2)   小林康夫
民主主義の長い道程――興隆、失墜、再生そして空洞化?
マーク・マゾワー著『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』によせて   中田瑞穂
岸辺のない海――石原吉郎ノート 4 (四)単独者の祈り   郷原宏
《最終回》真空の開拓者――大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」 4   岡和田晃
伝統中国医学を科学哲学的に正しく理解する  中国論・論中国・On China 5   佐々木力
《リレー連載》オキナワをめぐる思想のラディックスを問う7
沖縄・全基地撤去へ渦巻く女性遺体遺棄事件の波動――辺野古基地問題=裁判上の「和解」後の闘い   仲宗根勇
超大国通過儀礼  世相の森 18   町田幸彦
ドイツからみた福島原発事故五年  ドイツと私 81   永井潤子
二十周年の書物復権――いろいろ思い出すこと  出版文化再生 25   西谷能英

[新版]日本の民話 刊行中



 なお連載第1回の「付記」(「未来」2015年秋号、p.24)では、第51回群像新人賞評論部門とありますが、正しくは第52回でした。お詫びして訂正いたします。