「図書新聞」2016年8月13日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評」の第18回「優生学的な暴力に立ち向かうための声と論理」が掲載

 発売中の「図書新聞」2016年8月13日号に、連載〈世界内戦〉下の文芸時評、第18回「優生学的な暴力に立ち向かうための声と論理」が掲載されています。今回はフロリダの銃乱射事件と相模原市の障害者殺傷事件という二つのヘイトクライムに絡めつつ、以下の作品を取り上げました。電子版もアクセスできますので、ぜひどうぞ(コンビニから簡単にプリントアウト購入できます)。

津島佑子「狩りの時代」(「文學界」)
・木村友祐「野良ビトたちの燃え上がる肖像」(「新潮」)
・黄英治「続・狂人日記」(「労働者文学」
ニール・ゲイマン「死と蜂蜜」(牧原勝志訳、「ナイトランド・クォータリー」)
笙野頼子「おばあちゃんのシラバス」(「文藝」)
・元木大地「ファイティングポーズ」(労働者文学賞受賞作
・仙田学「愛と愛と愛」(「文藝」)
・キルメン・ウリベ「「遠い」をつなぐ「小さきものたち」」(×今福龍太)(「現代詩手帖」)「サウサリートへの道」「大晦日の夕暮れ」(金子奈美訳、「現代詩手帖」)
・金子奈美「バスク人になる」(「すばる」)

 その他、生田武志『〈野宿者襲撃〉論』、木村友祐『聖地Cs』、コナン・ドイル「ライオンのたてがみ」、笙野頼子『未闘病記――膠原病、「混合性結合組織病」の』、仙田学「平均的駅員」「きみの中指の深爪の」「盗まれた遺書」、キルメン・ウリベ『ムシェ 小さな英雄の物語』(金子奈美訳)にも言及いたしました。

文學界2016年8月号

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新潮 2016年 08 月号 [雑誌]

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ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち

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すばる 2016年8月号〔雑誌〕

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