2017年の仕事(その2)連載(監修含む)

 「遠くから、この国を見据える――フィクションという窓を通して」第2〜11回(シミルボン)

・第2回「情報環境が加速させる情念と、ヘイトな話法」
・第3回「「自然」と風景をめぐるジレンマ、飽くなき無限への憧憬」
・第4回「テクノロジカル・ランドスケープあるいは廃墟のヴィジョン」
・第5回「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽」
・第6回「昭和ノスタルジアという負の吸引力」
・第7回「崩れ落ちる象牙の塔、知のシュルレアルな地盤沈下
・第8回「世界はそこに“ある”だけだが、シミルボンは大学の代わりたりえるか」
・第9回「閉塞を突き破るニューウェーヴSF宣言」
・第10回「「戦場からの電話」と「革命の死」」
・第11回「「風景=権力」への抵抗、極限の病巣としての都市」
・第12回「固有名のジレンマ、ネオゴシックという可能性」

 続いて、「現代北海道文学論 『北の想像力』の可能性」第22回〜33回(「北海道新聞」、月1連載)
 全体を監修。以下はメイン執筆。

・第23回「ろーとるれん」――反骨の文学運動」(「北海道新聞」2017年3月1日)
・第26回「林美脉子――宇宙論的サーガ」(「北海道新聞」2017年5月30日)
・第33回「内なる植民地主義を克服するために」(「北海道新聞」2017年12月27日)

「〈世界内戦〉下の文芸時評」第23回〜34回(「図書新聞」、月1連載)
 以下は内容の詳細。

・第23回「解体と断片化の運動」が露わにした背理のメカニズム」(「図書新聞」2017年1月13日号)
・第24回「〈世界内戦〉下の文芸時評 第二四回 ホモソーシャルな「日本人性」に回収されない批評を求めて」(「図書新聞」2017年2月11日号)
・第25回「「記述の異物」としてのバロック性を評価し、芥川賞マッチポンプを乗り越えよ!」(「図書新聞」2017年3月11日号)
・第26回「文学で憑在論的な戦争は止められるのか? 止められる。」(「図書新聞」2017年4月15日号)
・第27回「「超虚構」理論の敗北と、プラセボ効果としての政治力学」(「図書新聞」2017年5月20日号)
・第28回「他者を殺すこと、あるいは自己を殺すこと」(「図書新聞」2017年6月20日号)
・第29回「ハイブリッド戦争を解体させるイロニーは提示可能か?」(「図書新聞」2017年7月15日号)
・第30回「結節点を忘却した「批評」と、スペキュレイティヴ・フィクションの浸透」(「図書新聞」2017年9月2日号)
・第31回「終わらない「三島問題」と、Jアラートが交錯する地点」(「図書新聞」2017年9月23日号)
・第32回「極右二大政党を前に、待ち構える「捕獲装置」の「あはれ」」(「図書新聞」2017年10月21日号)
・第33回「レイシズムを容認せず、文学っぽさの再生産にも加担しない道へ」(「図書新聞」2017年11月18日号)
・第34回「被害者の痛みを見えなくさせる「空気」の病理」(「図書新聞」2017年12月9日号)

「T&Tによる遊戯史学のススメ」第2回〜4回(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.3〜Vol.5、FT書房/書苑新社)
 以下は内容の詳細。

・第2回「「ソーサラーズ・アプレンティス」、ジャッジズ・ギルド」」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.3、FT書房/書苑新社)
・第3回「〈ファファード&グレイ・マウザー〉、「ディファレント・ワールズ」、「ペガサス」」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.4、FT書房/書苑新社)
・第4回「ホワイト・ドワーフ」とゲーム・ナラティヴ」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.4、FT書房/書苑新社)

「ロック・ミュージックとRPG文化」その4〜6(「TH」No.69〜71、アトリエサード/書苑新社)
 以下は内容の内訳。

・その4「マノウォーRPGからLAMENTATIONS of the FLAME PRINCESS、そしてMYFAROGへ」(「TH」No.69、アトリエサード/書苑新社)
・その5「伝説のクラストパンク・バンド、スケイブン」(「TH」No.70、アトリエサード/書苑新社)
・その6「ブラックメタルイデオロギーと、世界に広がるクトゥルフメタル(「TH」No.71、アトリエサード/書苑新社)

山野浩一とその時代(その1)」(「TH」No.72、アトリエサード/書苑新社)

・その1「「競馬必敗法」からサンリオSF文庫の理念へ」(「TH」No.72、アトリエサード/書苑新社)

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典(「Role&Roll」Vol.148〜159、隔月、アークライト/新紀元社
 全体を監修。以下はメイン執筆。

・第38回「星占いから千里眼、嵐の招来まで――中世の迷信」(「Role&Roll」Vol.151、アークライト/新紀元社
・第40回「回復呪文はいつからあるの?――中世の僧侶」(「Role&Roll」Vol.155、アークライト/新紀元社
・第42回「英雄エル・シッドと中世スペインの「境域」」(「Role&Roll」Vol.159、アークライト/新紀元社

SF Prologue Wave(2017年1月20日号〜12月20日号、月刊)
 編集委員として、以下のプロデュースや解説に関わる。

・『エクリプス・フェイズ』情報(毎号)
・「ポップカルチャー論」学生優秀作(「赤との混色」)
・〈山野浩一未収録小説集〉(2017年6月20日号より毎号)「死滅世代」、「自殺の翌日」、「数学SF 夢はまったくひらかない」、「箱の中のX」、「X塔」、「同窓会X」、「スペキュレーションの会の御案内」