「図書新聞」の2018年6月23日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第四〇回 「天皇」と「アメリカ」の狭間を埋める歴史」が掲載

 「図書新聞」の2018年6月23日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第四〇回 「天皇」と「アメリカ」の狭間を埋める歴史」が掲載されました。今回は、「“セクハラ罪”という罪は存在しない」という閣議決定を批判しつつ、以下の作品を取り上げています。

・倉橋耕平『歴史修正主義サブカルチャー 90年代保守言説のメディア文化』(青弓社
白井聡『国体論 菊と星条旗』(集英社新書
・佐藤泉『一九五〇年代、批評の政治学』(中央公論新社
ブレイディみかこ×松尾匡×北田暁大『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(亜紀書房
・浅木原忍+大森滋樹/葉音+谷口文威+柄刀一+松本寛大/司会・諸岡卓真「座談会 ミステリと評論の間」(『日本探偵小説を知る 一五〇年の愉楽』、北海道大学出版会)
池田純一「映画から動画へ――「スター・ウォーズ」の40年史」(「新潮」)
古川日出男『ミライミライ』(新潮社)
古川日出男×佐々木敦「エクストリームなミライへ」(「新潮」二〇一八年四月号)
高山羽根子「オブジェクタム」(「小説トリッパー」)
・小暮夕紀子「タイガー理髪店心中」(林芙美子文学賞受賞作、「小説トリッパー」)
・絹谷朱美「光路」(林芙美子文学賞佳作、「小説トリッパー」)
・佐藤述人「ツキヒツジの夜になる」(三田文學新人賞受賞作)
桜井晴也「くだけちるかもしれないと思った音」(「三田文學」)
・春見朔子「転写か翻訳」(「すばる」)
谷崎由依「藁の王」(「新潮」)
谷崎由依「遠の眠りの」(「すばる」)
・勝又泰洋「ラウィーニアの物語は終わらない――『ラウィーニア』と『アエネーイス』をめぐる試論」(「ユリイカ 特集 アーシュラ・K・ル=グウィンの世界――1929-2018」)

 その他、マイクル・スタックポールの『スター・ウォーズ』小説、フレイザー金枝篇』初版などについても触れました。