「図書新聞」2020年12月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七〇回 〈書くことの根拠〉を創造する地下茎の連帯」が掲載

 発売中の「図書新聞」2020年12月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七〇回 〈書くことの根拠〉を創造する地下茎の連帯」が掲載されています。今回はGoToトラベルの影響による感染拡大と「現状の否認」を批判し、渋谷の野宿女性殺人事件にも言及しつつ、以下の作品を取り上げています。


・尾久守侑『悪意Q47』(思潮社
山城むつみ「連続する問題 最終回 今では「この大都市の茂み」そのものが」(「すばる」)
・内山葉杜「事後と渦中――武田泰淳論」(群像新人評論賞優秀作)
・ぼそっと池井多『世界のひきこもり――地下茎コスモポリタニズムの出現』(寿郎社
・日野範之「風もなく蘆原さわぎ世界病む――土方鐵作品論」(「革」)
・後藤田和「評論『復刻 土方鉄句集―よき日のために―』解説」(「革」)
・『夏目ゆき詩集 まがたま産み』(潮流出版社)
・温又柔・木村友祐『私とあなたのあいだ いま、この国で生きるということ』(明石書店
・梁英聖『レイシズムとは何か』(ちくま新書
・金志成『対話性の境界――ウーヴェ・ヨーンゾンの詩学』(法政大学出版局
・神品芳夫「片山敏彦の国内亡命」(「午前」)
・蔭木達也「「神」と対峙する「天皇」のイロニー」(「思想」二〇二〇年一〇月号)
黒田夏子「あくるとしの三十三さいたち――『定本三島由紀夫書誌』制作のころ」(「新潮」)
・青木由弥子『しのばず』(土曜美術社出版販売
・川野芽生「水晶と魂」(「文學界」)
・山野辺太郎「こんとんの居場所」(「小説トリッパー」)
佐藤亜紀「性頑愚にして強訴を好む」(「ことばと」)

 その他、土方鐡『鴉』『地下茎』、李良枝「除籍謄本」、エティエンヌ・バリバール、ロバート・マイルズ、ガッサン・ハージ、フリードリヒ・シュレーゲルウンベルト・エーコ高木恭造『まるめろ』、一戸謙三『ねぶた』にも触れています。

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