日本近代文学会春季大会での発表、聴講ありがとうございました。パネリスト・関係者を含めて400人を越える参加者数だったとのこと。踏み込んだ質問をくださった方々にも感謝です。大変刺激を受けました。毒にも薬にもならない学会発表は意味がないと思っているため、全身全霊で応答いたしました。
運営の方々にもきめ細やかなサポートをいただき、安心して発表にあたることができました。様々なご迷惑をかけたかと存じますが、改めて御礼申し上げます。
今回の発表のなかで、クリスティーナ・ダルチャー『声の物語』について私が「SFマガジン」に書いた書評があるということを触れましたが、以下になります。参考になさってください。
Twitterでも、聴講してくださった方々から、ありがたい反響を頂戴しました。改めて御礼申し上げます。
岡和田晃さんの発表で谷崎由依さんの「舞い落ちる村」他、諸作に言及、三枝和子作品との関係など。
— クワバラ タケカズ@大阪府 (@takekuwa) May 22, 2021
近代文学会春季大会、《特集》ディストピアの向こうへ――〈未来記〉の現在形
— Ryusankun (@donadona958) May 22, 2021
沼正三『家畜人ヤプー』、新海誠『天気の子』、山野浩一「死滅世代」、津島佑子『あまりに野蛮な』などから重要な論点が繰り広げられ大変刺激的でした。原稿になったものもぜひ読みたいですね。https://t.co/Wt6nIqqZCr
日本近代文学会春季大会シンポジウム「ディストピアの向こうへ」、大変面白かった。個人的な関心から、岡和田晃さんのご発表にとくに興味を持った。本日のお話にあった山野浩一の「未来学」批判の文脈を、三枝和子が正確に認識していたとは考えにくいのだけれど、
— kurata (@koppepanne) May 22, 2021
森下達さんの『天気の子』のご発表は最後しか聞けなかったのですが、その後の質疑応答で補完できました。
— 村上克尚 (@katsunao_mura) May 22, 2021
岡和田晃さんのご発表、私の不勉強で、三枝和子がこのような文脈で出てくるとは思わず、新鮮な驚きでした。大江と並べて論じられていた『月の飛ぶ村』、読まなければいけないですね。
なんと!勿体ないお言葉です!
— Makiko Kitani(木谷真紀子) (@MakikoKitani) May 23, 2021
岡和田先生は、他の先生方の内容をお考えくださり、シンポとして統一感のあるよう組み立てくださったと感じました。
おかげさまで学び多い時間になりました。有難うございました!
ものすごい情報量のお話でした。さすがです。
— 日比嘉高『プライヴァシーの誕生』 (@yshibi) May 22, 2021
岡和田さんのご発表は、「カウンターカルチャー」の枠をどこに取るかが肝だった気がしていて、たとえば寺山はそもそもテクストが非常にコラージュ的なので、影響関係論よりもインターテクスチュアリティの方法で詰めていくことができれば、おもしろい気がする
— 大橋崇行@中高生のための本の読み方、発売中 (@oh_mitsukitei) May 28, 2021