「図書新聞」2021年8月14日号に、東村岳史『近現代北海道とアイヌ民族―和人関係の諸相』(三元社)の書評「多角的に表出される「同化主義」の制度と歴史を撃つために 微に入り細を穿つ雑誌の博捜により初めて可能な研究史の進展がある」を寄稿

 発売中の「図書新聞」2021年8月14日号に、東村岳史『近現代北海道とアイヌ民族ー和人関係の諸相』(三元社)の書評「多角的に表出される「同化主義」の制度と歴史を撃つために 微に入り細を穿つ雑誌の博捜により初めて可能な研究史の進展がある」を寄稿しました。なんと4200字超のロング書評です! 来週は休刊なので、2週にわたって書店に並びます。

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 一箇所訂正です。×変遷の家庭→◯変遷の過程。

 東村さんのお仕事は尊敬しており、時評でも何度か取り上げてきました。今回は私の関心と正面から被るので、東村さんの参照した雑誌を当たり直し、単独で入念に論じました。後半は小熊秀雄の問題を扱い、「詩と思想」2021年7月号に掲載されている「小熊秀雄研究の一世紀」の外伝にもなっております。

 なお、今号は金志成さんのヴォルフ『続・一年に一日』、林浩治さんのチョン・ソンテ『二度の自画像』、秦邦生さんの市川薫編『語られる他者の声を聴く』、溝口昭子さんの吉田裕『持たざるものの文学史』など、文学の欄の書評が豪華ですね。

 コンビニのマルチコピー機でも購入可能です。

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