「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.88 少女少年主義〜永遠の幼な心」が2021/10/28頃発売されます。私は特集で高原英理『少年愛文学選』の書評、特選街で映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』、極東ファロスキッカー~灼熱の独演会について執筆しました。
連載「山野浩一とその時代(17)「ロック世代」と個人の主体性」も寄稿。山野浩一はローリング・ストーンズをどう聴き、日本語ロック論争へいかにコミットしたのか? 後半では現代詩とSFを融合させた俊英・土方潤一(帷子耀、国領昭彦と同世代)についても触れています。
その他、以下の原稿を監修しています。
・シャッフルされるコドモたち〜荒井チェリー『むすんで、つないで。』論●高槻真樹
・固有性としての少年少女期〜荒地派と吉増剛造●石和義之
・運否天賦の才能〜『神童』たちの光輝と蹉跌●阿澄森羅
・未来の廃墟と通過儀礼〜『ザ・ループ』における子供の視座●松本寛大
・少年少女の日記文学と、終わらなかった少年時代〜『にあんちゃん』と『ユンボギの日記』を例に●穂積宇理
・野坂昭如『火垂るの墓』およびデニス・クーパー『クローサー』レビュー●渡邊利道(特集レビュー)
・GoldFishTheatre『贋作・桜の森の満開の下』および黒猫クレマ・夏の茶話会
Close theatre『トレモロ』レポート●水波流(特選街レビュー)