「図書新聞」2025年8月30日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二六回 一括思考の違和の軋み、旅する言葉が模倣をするもの」が掲載

 発売中の「図書新聞」2025年8月30日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二六回 一括思考の違和の軋み、旅する言葉が模倣をするもの」が掲載。参政党が国政政党としての存在感を獲得した状況、極右レイシズムに馴致されて感覚が麻痺した社会を批判しつつ、以下の作品を取り上げました。

・板橋巧己「ドイツ自由民主主義への内なる脅威――連邦議会選挙と極右政党AfDの躍進」(「世界」二〇二五年五月号)
・三浦まり「「変わらない」を変える――アメリカのエリート大学」(「世界」二〇二五年五月号)
・日暮雅夫「批判理論のアメリカにおける一〇〇年――権威主義的主体の生成と解体――」(「思想」二〇二四年一二月号)
細見和之フランクフルト学派反ユダヤ主義研究」(「思想」二〇二四年一二月号)
・石沢麻依「白に沈む街」(「世界」二〇二五年五月号)
・「けーし風」一二〇号の特集「不条理に抗する人びと――パレスチナ・東北・沖縄」
・岡真理「パレスチナ・ガザはいま」(「けーし風」一二〇号)
・宇根悦子「『3・11伝承ロード』を行く」(「けーし風」一二〇)
森崎和江能登早春紀行』(中公文庫)
・渡邊英理「旅する言葉、海と女と思想圏」(『能登早春紀行』)
・天草季紅「破片をつなぐ5 根室より」(「さて、」一七号)
・森島章人「死ぬまではここが砂浜」(「さて、」一七号)
ユング=シュティリング『心霊学の理論』(牧原豊樹訳、幻戯書房
川崎賢子『キネマと文人――『カリガリ博士』で読む日本近代文学』(国書刊行会

 

 その他、マックス・ホルクハイマー「伝統的理論と批判的理論」、ホルクハイマー&アドルノ啓蒙の弁証法』、R・N・サンフォードら『権威主義的パーソナリティ』、ヘルベルト・マルクーゼ、ウェンディ・ブラウン、ニーチェハーバーマス、ナンシー・フレイザーグラムシ、エーリッヒ・フロム、フロイト「不気味なもの」および『トーテムとタブー』、森崎和江津軽海峡を超えて』および『海路残照』、鶴田知也『ハッタラはわが故郷』、カント『視霊者の夢』、シラー『降霊妖術師』、ロベルト・ヴィーネ監督『カリガリ博士』、大泉黒石原作・溝口健二監督『血と霊』、川端康成脚本・衣笠貞之助監督『狂った一頁』、カール・ハインツ・マルティン監督『朝から夜中まで』、吉井勇「女みんな髑髏となりぬ怖ろしきこの幻にわれもおののく」、室生犀星竹久夢二正宗白鳥久保栄や、荒畑寒村四方田犬彦『署名はカリガリ――大正時代の映画と前衛主義』、佐藤春夫「指紋」、江戸川乱歩、内田百閒、ポー「ウィリアム・ウィルソン」等にも言及しています。
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