第50回日本SF大会お疲れさまでした。

 去る9月3日・4日に、岡和田晃は第50回日本SF大会ドンブラコンLにゲスト参加させていただきました。初日は「クトゥルーの御代」を少しお手伝いし、夜は合宿企画で『エクリプス・フェイズ』の新作入門シナリオを遊びました(4人中RPG初心者の方が2名いたのです)。シナリオは火星でインテリジェント・デザイン団が悪さをするのを調査で食い止めるというもの。
 そうそう、『シンギュラリティ・コンクエスト』の山口優さんがプレイヤー参加してくださいましたよ! また終了後は、ピーター・ワッツ「天使」を訳した石亀渉さんとライナー・クニツィアのカードゲーム『革命万歳!』を遊んだりもしました。

シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約(ちかひ) (徳間文庫)

シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約(ちかひ) (徳間文庫)

 翌日は、「ゼロ年代TRPGの部屋」。主に、海外RPGと自分が関わった作品(『ワールド・オブ・ダークネス』、『ヒーローウォーズ』、『AD&D』、『クトゥルフ』、『D&D』第3版・4版、『d20モダン』、『ウォーハンマーRPG』、『ガンドッグゼロ』など)、そして『ローズ・トゥ・ロード』(『Wローズ』)など尖った国産システム担当という感じで、補足的に語らせていただきました。


 その他、「プログレの部屋」、「SFファンのための実験映画2」、「今年度ヒューゴー賞授賞式を見よう!」、「フランスのアーサー王物語」パネルと、堪能。特にSFファンのための実験映画パネル、増田まもるさんのインプロヴィゼーションでのギター演奏が素晴らしかった。
 今年も事前の「静岡SF大全」がなかなか大変でしたが、当日はじっくりとパネルを見てまわることができました。ディーラーズでは、「科学魔界」と「BAMU」と「イスカーチェリ」の合同誌「SFファンジン」を購入できたことが大きな収穫。巽孝之さんと関竜司さんに言及をいただいておりました。光栄です。しかしながら関竜司さんの言及は拙稿を本当に読んだかどうか疑わしいもので、残念でした(追記:その後、個人的にお詫びをいただきました)。
 『水の中、光の底』の平田真夫さんとも初めて実際にお会いいたしました。
 またサンリオSF文庫の『不安定な時間』、『熱い太陽、深海魚』、『手で育てられた少年』、『パヴァーヌ』を入手できたのも僥倖。『熱い太陽、深海魚』はとんでもない傑作でしたよ。