2006-01-01から1年間の記事一覧

『ウォーハンマーRPG』第2版をプレイしてきた。

故あって、RPG的な強化を図っている。最近は気になる新作が多く、エベロンも出たし、『T&T』7版も出たし、『ヴァンパイア:ザ・レクイエム』も出た。信じられない! が、やはりいちばんの期待は『ウォーハンマーRPG』だ。・公式サイト http://www.hobbyjapa…

『トンネルズ&トロールズ』作品リスト

※この記事は、整理し直したうえ、『トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本』所収「T&Tのあゆみ」に組み込まれました。トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本出版社/メーカー: 冒険企画局発売日: 2016/12/02メディア: おもちゃ&ホビーこの商…

長沢哲夫についてのノート

※このエントリに書いた内容は、より整理したうえで、「植民地文化研究」第16号(不二出版)に掲載された、シャマン・ラポガン講演「わが海洋と文学」コメント、という形にてまとめています。そちらをお読みください。植民地文化研究 第16号―資料と分析 特集:…

紺野あきちか『フィニイ128のひみつ』

フィニイ128のひみつ (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 紺野あきちか出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/07メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (21件) を見る ライブ・ロールプレイングゲームと、カート・ヴォネガット『猫の…

トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥』の訳者、ベルンハルトを語る。

『ヴィトゲンシュタインの甥』入門に最適。 聴いていて頭がクラクラしてきました。突き抜けたスノッブというのは素敵なものですな。 ウィーンというのはポート・ブラックサンドと同じくらい愉快なところなのね。http://www.blue-radio.com/cafe_profile.html…

あと3票です!!

通りすがりの方でもまったく構わないので、是非とも。 カール・シュミット『パルチザンの理論−政治的なものの概念に関する中間所見』(新田邦夫訳、ちくま学芸文庫、1995)・復刊ドットコム『パルチザンの理論』特集ページhttp://www.fukkan.com/vote.ph…

ニコス・カザンザキスの『その男ゾルバ』を読み終わる。傑作。

三島由紀夫が安部公房と対談したとき、サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を評して、 「僕はあの戯曲、『ゴドー』が最後までやって来ないというのに、我慢がならんのですよ」 と言ったうえで、安部と何度か言葉を交わし、結局は、 「しかし、『ゴ…

カール・シュミット『パルチザンの理論−政治的なものの概念に関する中間所見』

私の抱えている課題のひとつに、ドイツ古典主義美学を問い直すことで、モダニズムそのものを再考するというものがあるのですが、そのときに参照したのが、ナチスのイデオローグとして悪名高いドイツの公法学者カール・シュミット(1888〜1985)の『政治神学』…