2012-01-01から1年間の記事一覧

筑波大学比較・理論文学会で講演をさせていただきます。

掲題のとおり、「アイヌならざる者の現代アイヌ文学」というタイトルで、未來社PR誌「未来」の連載「向井豊昭の闘争」に絡め、筑波大学比較・理論文学会でお話をさせていただきます。学外者の参加もOKとのことですので、ぜひお越しいただければ幸いです。 筑…

『本格ミステリー・ワールド2013』に小論と対談記事を掲載いただきました。

お知らせです。南雲堂さまから、『本格ミステリー・ワールド2013』(http://www.nanun-do.co.jp/mystery/book01-3-1-1-1.html …)をご恵贈いただきました。私は評論「『引用』という構築、重層化する旅路」を寄稿、対談「ポスト新本格と2012ミステリ」に出席…

『プレイヤーズ・オプション:妖精郷の勇者』の見本誌をご恵贈いただきました。

ホビージャパンさまから、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のサプリメント『プレイヤーズ・オプション:妖精郷の勇者』の見本誌をご恵贈いただきました。見どころの多いサプリメントで、読むにつれ、D&Dやりたい欲求がどんどんと高まってきます。ゲーム・…

『北海道電力〈泊原発〉の問題は何か』へのノート

寿郎社刊『北海道電力〈泊原発〉の問題は何か』(http://t.co/yAzR9EFJ … …)を読了しました。 そもそも泊原発を集中的に論じた書物は皆無だと思う。勇気ある試みです。「原発なしでも北海道はやっていける」という章が特に面白い。冬、原発なしで乗りきれる…

「Role&Roll」Vol.99に『エクリプス・フェイズ』関連記事、および連載「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第12回を掲載いただいています。

「Role&Roll」Vol.99の見本誌をご恵贈いただきました。『エクリプス・フェイズ』エントリー・ミッション04では義体工場。体験会を阿鼻叫喚(?)の渦に巻き込んだ、イカれた導入部分が光ります。 マッド・サイエンティストものとして、手軽に大胆に遊べます…

『イマイカツミ探訪画集3・4 北海道の駅舎(上・下)』へのノート

寿郎社さまから、『イマイカツミ探訪画集3・4 北海道の駅舎(上・下)』を美麗なケースに入れて、ご恵贈いただき ました。ありがとうございます。時間をかけて、北海道の特徴ある駅舎を、優しい水彩画で記録しています。私が高校に通った上富良野町の駅舎…

佐々木美智子/岩本茂之『新宿、わたしの解放区』へのノート

寿郎社(http://t.co/LP81prti)さまから、『新宿、わたしの解放区』をご恵送いただきました。あまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした。「政治の季節」真っ只中の東京で、写真家・佐々木美智子のオーラル・ヒストリーを、新聞記者・岩本茂之…

「未来」2012年12月号に「向井豊昭の闘争11 小熊秀雄に助太刀いたす」を掲載いただいております。

学術出版社・未來社のPR誌「未来」2012年12月号が頒布中です。規模の大きな書店や大学生協などで無料で入手可能だと思います。 ・「未来」バックナンバー(まだ11月号は未掲載です) http://www.miraisha.co.jp/np/mirai.html 岡和田晃は、連載「向井豊昭の…

第十五回文学フリマご来場ありがとうございました。

お礼が遅くなりましたが、11/18の文学フリマ、ご来場をありがとうございました。 「幻視社 第6号」の売上は過去最高、そして持ち込んだ『しずおかSF 異次元への扉』は完売しました。 ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。幻視社新刊と、…

SF Prologue Waveで、渡邊利道さんの『エクリプス・フェイズ』小説公開

日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」で、SF-TRPG『エクリプス・フェイズ』シェアード・ワールド・ノベル企画の新作短篇「揚羽蝶が砕けた夜」が公開です。批評と小説執筆でSF賞をダブル受賞した、渡邊利道さんの力作です! イラストも小…

「SFマガジン」2013年1月号にレビュー記事を掲載いただきました。

「SFマガジン」2013年1月号「日本SF作家クラブ創立50周年記念特集」に、山野浩一『X電車で行こう』、矢野徹『昇天する箱舟の伝説』、谷甲州『終わりなき索敵』のレビューを寄稿しています。 先人から後進が学ぶべき点を、多角的なものざしで浮かび上がらせる…

伝統ゲームを現代にプレイする意義、第13回、およびハッピーエンド

お知らせです。Analog Game Studies、「伝統ゲームを現代にプレイする意義」第13回(草場純)が掲載されています。いよいよ、ゲームの受容についての考察という、新ステージに入りました。言語学とゲームについて論じられます。「アイスブレイク『ハッピーエ…

Analog Game Studies2周年原稿

おかげさまで、Analog Game Studiesは2周年を迎えます。記念原稿「SF乱学講座聴講記 門倉直人、小泉雅也「日本昔話「昔々、あるところでポストヒューマンが……」――その後の日本神話とデジタル物理学から」(田島淳 (協力:岡和田晃、齋藤路恵、門倉直人、小…

「Role&Roll」Vol.98に『エクリプス・フェイズ』記事が掲載されています。

アナログゲームの月刊情報誌「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)Vol.98におきまして、『エクリプス・フェイズ』の「エントリー・ミッション」第3回『カリスト・クライシス』が掲載されています。私はチェック協力をさせていただきました。 「エントリ…

第十五回文学フリマに参加します。

お知らせです。11月18日の文学フリマで、文学同人誌「幻視社 第六号」を出します。 ◆小 説 佐伯僚「液体循環装置のゲロ」 渡邊利道「臨海電車」 エンドケイプ「アレルギーテスト」 ◆特 集 〈想像力の文学〉を読む 巻頭言 スリップ・ストリーム・ルネッサンス…

「未来」2012年11月号に「向井豊昭の闘争10 『ドレミの外』から見えたもの」を掲載いただいております。

学術出版社・未來社のPR誌「未来」2012年11月号が頒布中です。規模の大きな書店や大学生協などで無料で入手可能だと思います。 ・「未来」バックナンバー(まだ11月号は未掲載です) http://www.miraisha.co.jp/np/mirai.html 岡和田晃は連載「向井豊昭の闘…

時事通信に笙野頼子『猫ダンジョン荒神』評が掲載されました。

お知らせです。時事通信に笙野頼子『猫ダンジョン荒神』の書評を書きました。 11/6付で配信され、全国の地方紙に掲載されます。 あとがき小説「言語にとって核とは何か」のパースペクティヴをふまえながら、近年の笙野頼子の批評性を平易に概説しています。 …

第15回『エクリプス・フェイズ』体験会を開催します。

「Role&Roll」Vol.96より新企画開始! 9/20より「SF Prologue Wave」(http://prologuewave.com/)でシェアードワールド小説第2期更新中! 『エクリプス・フェイズ』。 特異点(シンギュラリティ)を迎えたコンピュータの反乱で地球が崩壊した後、陰謀と恐怖…

伏見健二さん、SF Prologue Waveに登場。

『エクリプス・フェイズ』シェアード・ワールドプロジェクト、順調に展開中です。 伏見健二さんの10年ぶりの新作小説は、『エクリプス・フェイズ』のシェアードワールド小説「プロティノス=ラヴ」! 直撃世代としては感慨深い。日本SF作家クラブ公認ネット…

向井豊昭アーカイブに「明治二十五年の作文」が公開されました。

お知らせです。向井豊昭アーカイブに「明治二十五年の作文」が公開されました。 北海道文学研究と、教育への関心がうまくブレンドした逸品。「文藝にいかっぷ」二十五号(2005年)に発表済みの作品ですが、手書きの遺稿に遺されたものを直に起こしたオリジナ…

「季刊メタポゾン」7号に、「『想像力』の脱政治化に抗して――3・11後の『空白の120ヘクタール』『水晶内制度』『妻の帝国』」を寄稿いたしました。

大西赤人責任編集の文芸誌「季刊メタポゾン」7号に「『想像力』の脱政治化に抗して――3・11後の『空白の120ヘクタール』『水晶内制度』『妻の帝国』」というエッセイを寄稿させていただきました。 (画像は公式サイトより) 編集部からのオーダーもあり、3・11…

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のサプリメント『プレイヤーズ・オプション:影の勇者』をご恵贈いただきました。

ホビージャパンさまから、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のサプリメント『プレイヤーズ・オプション:影の勇者』の見本誌をいただきました。ありがとうございます。この本では待望の影のクラスがお目見え。アサシン! ヴァンパイア! ブラックガード! …

「Role&Roll Vol.97」に「エクリプス・フェイズ」サポート記事が掲載されています。

「Role&Roll」Vol.97はガンドッグゼロ特集。拙作『アゲインスト・ジェノサイド』も紹介いただいております。また、お手伝いさせていただいた『エクリプス・フェイズ』記事は……なんと「火星のプリンセス」(『ジョン・カーター』)のオマージュです! ファン…

キース・ロバーツ『パヴァーヌ』をご恵贈いただきました。

ちくま文庫の編集担当さまより、キース・ロバーツ『パヴァーヌ』の新版をご恵贈いただきました。わが最愛の作品のひとつなので、とても嬉しい(もちろんサンリオSF文庫版も押さえているのでした)。 キース・ロバーツの『パヴァーヌ』は、スチームパンクの源…

「SF Prologue Wave」に、『現代作家ガイド6 カート・ヴォネガット』(彩流社)についてのインタビューを掲載いただきました。

日本SF作家クラブの公認ネットマガジン、SF Prologue Waveに、「『現代作家ガイド6 カート・ヴォネガット』(彩流社)YOUCHAN氏・巽孝之氏・増田まもる氏インタビュー」を掲載いただきました。 YOUCHAN渾身の一冊というか、ほんわか系の表紙に騙されてはい…

「未来」2012年10月号に連載「向井豊昭の闘争」第10回「『近代文学の終り』を越えて」掲載&「なのだのアート」と一緒に読んでね

学術出版社・未來社のPR誌「未来」2012年10月号が頒布されています。私は連載「向井豊昭の闘争」の第10回「『近代文学の終り』を越えて」を掲載いただきました。 ・形という生命――ミケル・バルセロとともに 3 小林康夫 ・ウェーバー『取引所』再読 デラシネ…

「新たな時代の「世界文学」」エラッタ

「SFマガジン」2012年11月号に掲載された『屍者の帝国』クロスレビュウ「新たな時代の「世界文学」」に一部気になる点がありました。拙稿では、アラン・ムーアやキム・ニューマンという有名人物に加え、「ウィリアム・A・バートン」という人物に言及しました…

時事通信に『屍者の帝国』評を寄稿いたしました。

お知らせです。表題のとおり、時事通信に伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』の書評を寄稿いたしました。9月25日付けで配信され、全国の地方紙の書評欄に掲載されます。「SFマガジン」では専門性・批評性を重視しましたが、時事通信での書評は、より一般性を意識…

笠井潔『8・15と3・11 戦後史の死角』をご恵贈いただきました。

笠井潔さんより、新刊『8・15と3・11 戦後史の死角』をご恵贈いただきました。『例外社会』に続くパースペクティブを感じさせる力作で、じっくり読ませていただく所存です。8・15と3・11 戦後史の死角 (NHK出版新書)作者: 笠井潔出版社/メーカー: NHK出版発…

ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』をご恵贈いただきました。

白石朗さんおよび東京創元社さんより、ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』をご恵贈いただきました。70年代のアルバニアが絡むミステリということで、密かにチェックしておりましたので、ご恵贈いただき、とても嬉しく思います。ディミター (創…