2014-01-01から1年間の記事一覧

『狂気山脈の彼方へ』所収「レーリッヒ断章の考察」のお手伝いをさせていただきました。

クトゥルー・ミュトス・ファイルズの最新作『狂気山脈の彼方へ』(創土社)の見本が到着しました。収録作「レーリッヒ断章の考察」(フーゴ・ハル)のお手伝いをさせていただきました。フーゴ・ハル作品ならではの強度ある文体とゲームブック的仕掛けの融合…

「幻視社」4号〜7号の電子書籍版が頒布開始されました。

文芸同人誌「幻視社」の4、5、6、7号のPDF版の頒布が開始されました。価格はそれぞれ350円です。四冊まとめてなら1300円で、100円お得ですよ。いずれも紙版は完売しており、増刷の予定はありません。二階堂奥歯小特集で話題を集めた7号については、国会図書…

「向井豊昭アーカイブ」に長澤唯史さんの書評が掲載

「向井豊昭アーカイブ」が更新されました。トップページに、書評や向井関係のニュースを更新するとともに、「時事通信」に発表された長澤唯史さんの『向井豊昭の闘争』書評を、著者の許諾を得たうえで、公開させていただきました。快く許可をくださった長澤…

「SF Prologue Wave」掲載の『エクリプス・フェイズ』小説、片理誠「空っ風と迷い人の遁走曲」片理誠(画・小珠泰之介)のご紹介

日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にて、片理誠さんの『エクリプス・フェイズ』小説「空っ風と迷い人の遁走曲」(画・小珠泰之介)が公開されています。内容については、以下の序文をどうぞ。 「空っ風と迷い人の遁走曲 1」片理誠(…

「Role&Roll」Vol.122に『エクリプス・フェイズ』サポート記事が掲載されています。

RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.122に『エクリプス・フェイズ』のサポート記事「センティネル・オペレーション・ガイド 行動の時だ(判定と技能)」が掲載されています。こちらのお手伝いをさせていただきました。詳しい内容につ…

「季報 唯物論研究」129号に「アラン・ロブ=グリエ『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』 夢からさえも拒絶され」を掲載いただきました。

硬質な思想誌「季報 唯物論研究」129号が刊行されました。こちらの「私の映画 この一本」特集に、アラン・ロブ=グリエ監督の『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』を論じた「夢からさえも拒絶され」を掲載いただきました。ご協力をいただいた、木村仁志さん…

編著『北の想像力』が第35回日本SF大賞最終候補作に選出されました。

私が編集した『北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(寿郎社)が第35回日本SF大賞の最終候補作に選出されました。応援いただいた皆様に感謝します。これを機に読んでみようという方、無料原稿多数の特設サイトをどうぞ。 ・北の想像…

「Role&Roll」Vol.121に「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」および『エクリプス・フェイズ』サポート記事が掲載されています。

アナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.121に、中世ヨーロッパの社会史についての入門コラム「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第23回「タタールのくびき――異民族支配下で諸侯が得た漁夫の利」が掲載されています。ライターは待兼音二郎さん。「遊牧民…

Speculative Japan再録 ジュノ・ディアス来日記念イベント参加報告(2011年8月24日記事)

2013年8月のハッキング攻撃によって更新停止を余儀なくされているニューウェーヴ/スペキュレイティブ・フィクションのサイト「Speculative Japan」に発表した原稿を、こちらに拾遺していきます。明確な誤植や事実誤認については訂正をいたしますが、原則と…

「ジャーロ」52号に「ミステリとクトゥルー神話 イロニーとしてのシェアード・ワールド」を寄稿いたしました。

光文社のミステリ専門誌「ジャーロ」52号での限界研のリレー連載「謎のリアリティ ミステリ×モバイル×サバイバル」に、「ミステリとクトゥルー神話 イロニーとしてのシェアード・ワールド」という批評を書きました。 文芸批評とゲーム論の視点を織り交ぜ、高…

「すばる」2014年12月号に「夷を微かに希うこと――向井豊昭と木村友祐」を寄稿いたしました。

集英社の文芸誌「すばる」の2014年12月号に「夷を微かに希うこと――向井豊昭と木村友祐」という45枚(注釈込みで50枚弱)ほどの批評を掲載いただきました。 『向井豊昭の闘争』で、そこまで詳しく論じられなかった「東北」(とりわけ「下北」)に焦点を当てた…

「TH(トーキングヘッズ叢書)」No.60に「ゴシックパンクとクトゥルフパンク――コンフォーミズムを脱するために」および松尾多英展とYOUCHAN展のレビューを寄稿いたしました。

アトリエサード/書苑新社のアート&カルチャー誌「TH(トーキングヘッズ叢書)」No.60に寄稿しました。FLEA MARKETコーナーに「ゴシックパンクとクトゥルフパンク――コンフォーミズムから脱するために」を書いています。前号の「サイバーパンクとゴシックパ…

11月24日の第19回文学フリマで「幻視社」8号を頒布します。

すでに主幹の東條慎生さんによる告知が出ていますが、11月24日の第19回文学フリマで「幻視社」8号を頒布いたします。ブースは「Fホール(2F)のカ-28」です。 「幻視社」8号は反Amazonの雄ということで、〈フィクションのエル・ドラード〉と水声社の本を特集…

第35回日本SF大賞推薦文

第35回日本SF大賞のエントリー募集に推薦文を寄せました。すでに日本SF作家クラブの公式サイトにも掲載されていますが(http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/35/entries.html)、こちらにも、念のために再掲しておきます。文字数の関係で若干整理し…

11月7日(金)に東京堂書店で『聖地Cs』の木村友祐さんとトーク&サイン会をやります

すでに東京堂書店、新潮社、未來社、日本SF作家クラブのサイトで案内が出ていますが、木村友祐さんの『聖地Cs』(新潮社)、そして拙著『向井豊昭の闘争』(未來社)の刊行を記念したトークイベント「聴け、「蝦夷」の声を――文学の闘争領域の拡大を目指して…

「Role&Roll」Vol.120に『エクリプス・フェイズ』サポート記事が掲載されています。

アナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.120に、SF-RPG『エクリプス・フェイズ』の新連載「センティネル・オペレーション・ガイド」が始まりました。ゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルール部分を解説していくというものです。ライターは朱鷺田…

10月19日の日本近代文学会でパネル発表「世界内戦と現代文学」に参加いたします。

今号の「SFマガジン」にも告知が出ていますが、10月18〜19日に広島大学で開催される日本近代文学会の2014年秋季大会にて、パネル発表「世界内戦と現代文学―創作と批評の交錯―」(http://sfwj.jp/events/kindaibungaku2014aki-okawada-20141019.html)が開催…

10月17日に広島大学で講演「向井豊昭と鳩沢佐美夫」を行ないます。

10月17日に広島大学で「向井豊昭と鳩沢佐美夫」というタイトルで講演をさせていただくことになりました。どなたでも参加でき、費用もかかりませんので、どうぞ、お気軽にお越しくださいませ。詳細は下記の画像をご参照ください。

浦賀和宏『頭蓋骨の中の楽園』の解説を書きました。

刊行から15年を経て文庫化された浦賀和宏『頭蓋骨の中の楽園』(上下巻)の解説を担当させていただきました。講談社文庫。装丁が素晴らしい。同著者の『記憶の果て』および『時の鳥籠』とあわせて読むと、いっそう愉しめます。これら前二作との関係性にも言…

『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』に寄稿しました。

『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』(青月社)が、9月16日に発売されます。この執筆に参加させていただきました。「「言語の彼岸」を求めて」と題し、現代フランス文学を代表する作家パスカル・キニャールの仕事を、わ…

「ユリイカ 特集:サド」をご恵贈いただきました。

樺山三英さんに、「ユリイカ」2014年9月号(特集:サド)をご恵贈いただきました! 樺山さんが参加なさっている、「サドの神話的相貌 一八世紀と現代の同時代人」(私市保彦+樺山三英)が白眉です。ありがとうございます。ユリイカ 2014年9月号 特集=サド -…

9月24日に『小林秀雄とその戦争の時』『向井豊昭の闘争』刊行記念イベントをジュンク堂書店池袋本店で行ないます!

すでに、ジュンク堂書店池袋本店(http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6463)、日本SF作家クラブ公式サイト(http://sfwj.jp/events/e20140924.html)、日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」(http://prologuew…

「すばる」2014年10月号に『向井豊昭の闘争』の書評が2本、掲載されました。

「すばる」2014年10月号の見本をいただきました。この号はすごい号で、山城むつみさんが「読書日録」で、木村友祐さんが「プレイヤード」(書評欄)で、それぞれ『向井豊昭の闘争』を取り上げてくださっています。純文学の文芸誌はきわめてハードルが高い媒…

「Role&Roll」Vol.119に『エクリプス・フェイズ』サポート記事と「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」が掲載されています。

RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.119に、『エクリプス・フェイズ』のサポート記事(世界観解説記事)「宇宙の歩き方」の第9回が掲載されています。パンドラ・ゲートを超えた、太陽系外惑星について解説されています。ライターは朱…

『ゴーストハンター13 タイルゲーム 七つの大罪』をご恵贈いただきました。

グループSNE/コザイクさんから『ゴーストハンター13 タイルゲーム』のエクスパンション・セット、『七つの大罪』をご恵贈いただきました。エクスパンションセットにもかかわらず、基本セットにひけをとらない豪華なコンポーネント。すごい!ゴーストハンタ…

ジャパンゲームコンベンション2014にゲスト参加いたします。

8/29〜31に新横浜プリンスホテルで開催される「ジャパンゲームコンベンション2014」、岡和田晃は例年通り、ゲスト参加をさせていただきます。JGC2007からの参加ですから、かれこれ8回目。8/30〜31の「R-CON」で『エクリプス・フェイズ』のゲームマスターを…

「すばる」9月号をご恵贈いただきました。

集英社さんから、「すばる」2014年9月号をご恵贈いただきました。ありがとうございます。すばる9月号出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/08/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る

東京堂書店で「岡和田晃による批評の闘争領域の拡大」フェアが始まりました!

東京神田・神保町の東京堂書店で「岡和田晃による批評の闘争領域の拡大」と題したフェアが始まりました。 『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』で取り上げたジャンル越境的な諸作品について、実際に(手にとって)触れることが可能となっ…

『パラディスの秘録 死者の書』をご恵贈いただきました。

東京創元社さんから、タニス・リー『パラディスの秘録 死者の書』をご恵贈いただきました。かつて角川ホラー文庫から出ていた『幻獣の書』、『堕ちたる者の書』に続く「パラディスの秘録」シリーズの第3部、初の邦訳となりますが、むしろこの第3部からのほう…

「早稲田文学」2014年秋号の鼎談「幻想文学は何度でも回帰する」に参加いたしました。

今号から季刊化ということでリニューアルした「早稲田文学」2014年秋号。クッツェーの新訳連載開始、「若い作家が読むガルシア・マルケス」など、「攻め」の姿勢での企画が並びます。何より、これまで文芸誌を席捲してきた「ジャンル」毎の住み分け、暗黙の…