「ジャーロ」52号に「ミステリとクトゥルー神話 イロニーとしてのシェアード・ワールド」を寄稿いたしました。

 光文社のミステリ専門誌「ジャーロ」52号での限界研のリレー連載「謎のリアリティ ミステリ×モバイル×サバイバル」に、「ミステリとクトゥルー神話 イロニーとしてのシェアード・ワールド」という批評を書きました。
 文芸批評とゲーム論の視点を織り交ぜ、高木彬光、有坂純&門倉直人、斎藤肇、松本寛大、間瀬純子、図子慧、立原透耶、林譲治フーゴ・ハル倉阪鬼一郎積木鏡介らの作品を論じています。
 現代日本のミステリを論じる連載なのでメインとなるのは積木鏡介作品です。ラヴクラフト研究ではS・T・ヨシの仕事を、シェアード・ワールドの解釈では『クトゥルフの呼び声』(『クトゥルフ神話TRPG』)のアプローチを援用しています。サプリメントへの言及もあります(余談ですが文芸誌では極めて珍しいかと)。
 なお、校正の反映漏れが一箇所あるのを見つけました。厳密には間違いではありませんが、念のため。P.476上段右から6行目「『クトゥルフの呼び声』を作中作として登場させ」とあるのは、正確には「CoCを作中作として登場させ」となります。

ジャーロ NO.52 秋冬号 (光文社ブックス 115)

ジャーロ NO.52 秋冬号 (光文社ブックス 115)