エラッタ

「フラジャイル」第14号に「現代北海道文学研究(四) 「北方領土文学」というアポリア」を寄稿

詩誌「フラジャイル」第14号が届きました。岡和田晃は、「現代北海道文学研究(四) 「北方領土文学」というアポリア」を寄稿しています。ロシアによるウクライナ侵攻を、ティモシー・スナイダー、ヨーゼフ・ヴィンクラーから考えること。アイヌを棚上げした「北…

「図書新聞」2021年4月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第八六回 国家論のくびきを超え、ジェノサイドで消された声を聞け」が掲載

発売中の「図書新聞」2021年4月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第八六回 国家論のくびきを超え、ジェノサイドで消された声を聞け」が掲載されています。 泥沼化したロシア軍によるウクライナ侵攻、許すべからざる強制連行や大虐殺を批判しつつ、以下…

「図書新聞」2022年4月2日号に樺山三英さんとの対談「内宇宙からのゲリラ戦」が掲載

発売されたばかりの「図書新聞」2022年4月2日号に、『いかに終わるか 山野浩一発掘小説集』(小鳥遊書房)をめぐる樺山三英さんとの対談「内宇宙からのゲリラ戦 終末論から離れていかに滅亡し、意識を逆流させるかを考える」が、なんと1〜3面ぶち抜きで掲載さ…

『ハヤカワ文庫JA総解説1500』(早川書房)にレビュー15本が収録

『ハヤカワ文庫JA総解説1500』(早川書房)が発売になりました。岡和田が「SFマガジン」2021年8月〜12月号に寄稿した15本のレビューがまるごと収録されています。以下、列挙します。 書籍化にあたって、拙稿に再度の校訂を行いました。その際、大きな訂正を加…

「図書新聞」2021年3月13日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七三回 言語的なマイノリティ性を「メタファー」に括ってしまわないこと」が掲載

発売中の「図書新聞」2021年3月13日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七三回 言語的なマイノリティ性を「メタファー」に括ってしまわないこと」が掲載されています。 連載7年目初回である今回は、全編英字誌『ESPERANTO CULTURE MAGAZINE』によるエスペラ…

「図書新聞」2020年1月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七一回 「意味の専有」を退け、詩が「無力」だと言わないでいること」が掲載

発売中の「図書新聞」2020年1月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第七一回 「意味の専有」を退け、詩が「無力」だと言わないでいること」が掲載されています。再度の緊急事態宣言が発せられる状況を受け、今回は状況論に裂く紙幅を増やしました。作品と…

「ナイトランド・クォータリーvol.23 怪談 (KWAIDAN)―Visions of the Supernatural」の発売

本日は「ナイトランド・クォータリーvol.23 怪談 (KWAIDAN)―Visions of the Supernatural」の発売日です。海外作品の翻訳と国産書き下ろし小説14編、批評やブックガイドも充実。あなたの書架にも加えてください。定期購読を申し込んでいただくと、特典ペーパ…

「現代詩手帖」2020年12月号のアンケート「今年度の収穫」に、今回から参加しています。

「現代詩手帖」2020年12月号のアンケート「今年度の収穫」に、今回から参加しています。 取り上げたものは以下。 「図書新聞」、「ナイトランド・クォータリー」等の他の私の批評で取り上げていないものに言及しています。コメントは雑誌の現物をご参照くだ…

「図書新聞」2020年10月31日号に、秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会)の書評「「世界文学」の編集力学を追い、新たな「読みのモード」をも示唆する」が掲載

発売中の「図書新聞」2020年10月31日号に、秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会)の4000字強のロング書評「「世界文学」の編集力学を追い、新たな「読みのモード」をも示唆する 英語圏と露語圏、理論と実証の双方から〈大人…

『SFが読みたい! 2020年版』の国内篇・海外篇アンケート、「2020年のわたし」に寄稿

『SFが読みたい! 2020年版』、例年どおり2019年のマイ・ベスト5の国内篇・海外篇に回答し、2010年代以降にベスト10以内に入った書き手orハヤカワSFコンテスト系の書き手に与えられる「2020年のわたし」欄に、今年の仕事の予定について書いています。国内篇…

『現代北海道文学論 ~来るべき「惑星思考(プラネタリティ)」に向けて~』(藤田印刷エクセレントブックス)が発売(付:誤記訂正)

岡和田晃の新しい編著『現代北海道文学論~来るべき「惑星思考(プラネタリティ)」に向けて~』(藤田印刷エクセレントブックス)が発売になりました。そろそろ書店に並ぶ頃です。ISBN 978-4-86538-105-4で書店注文いただくか、藤田印刷エクセレントブック…

「ナイトランド・クォータリー」Vol.19の「架空幻想都市」好評発売中&定期購読者向けペーパー

おかげさまでブックファースト新宿店ではPOP付き面陳列です。 当該号でm私のコラム「架空幻想都市への招待状」では、イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』、ギョルゲ・ササルマン『方形の円』、めるへんめーかー編『架空幻想都市』、澁澤龍彥『犬狼都市』…

『骨踊り 向井豊昭小説選』商業媒体での書評一覧&訂正

『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房、2019年)ですが、商業媒体での書評があらかた出揃った感がありますので、以下にまとめておきます。その他、ご存知のものがあれば、お手数ですがお知らせください。なお、私や山城むつみさんが書いてきた関連原稿は除い…

「図書新聞」2019年8月10日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第五四回 左派ポピュリズムとキェルケゴール的単独者の相克」が掲載

「図書新聞」2019年8月10日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第五四回 左派ポピュリズムとキェルケゴール的単独者の相克」が掲載されています。 このたびの参院選の低投票率その他の諸問題を批判的に検証しながら、以下作品について触れています。 ・シャン…

「植民地文化研究」18号の「視覚とアンテナ」欄に「「内なる植民地」としての「裏日本」 向井豊昭と高橋実」を寄稿

植民地文化学会の学会誌「植民地文化研究」18号(不二出版)の「視覚とアンテナ」欄に、岡和田は「「内なる植民地」としての「裏日本」 向井豊昭と高橋実」を寄稿しています。 「飛揚」69号にもリンクした、「アイヌ新法」や『骨踊り』に関する論点を書きま…

「飛揚」69号(葵生川玲編、視点社)に、批評「「アイヌ新法」をめぐる「状況」と、河野本道の「転向」――向井豊昭「脱殻(カイセイエ)」を寄稿

7月5日発売の詩誌「飛揚」69号(葵生川玲編、視点社)に、批評「「アイヌ新法」をめぐる状況と、河野本道の「転向」――向井豊昭「脱殻(カイセイエ)」、「うた詠み」を手がかりに」を寄せました。本体価格500円で、ジュンク堂書店池袋店、およびAmazonでも取…

北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載

北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化論講座編「層 映像と表現」vol.11に、長編論考「RPG研究の現在と、伏見健二の「初期の仕事」(アーリー・ワーク)」が掲載されています。 本稿は二段構成となっており、まず文芸批評と遊戯史学のアプローチからRPG…

『SFが読みたい! 2019年版』の訂正

『SFが読みたい! 2019年版』ですが 過日は「SFが読みたい!」アンケートへのご投票ありがとうございました。 50p「マイ・ベスト5[国内篇]」の岡和田さまのご投票内容について、 「エヌ氏」の著者が樺山三英氏の表記になってしまっておりました。 こちらの…

「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.77 夢魔~闇の世界からの呼び声」に寄稿しました。

「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.77 夢魔~闇の世界からの呼び声」が月末に発売となります。 私は特集にあわせて論考「「夢」を成立させる空間の構築 エドワード・ルーカス・ホワイト『ルクンドオ』」、および川勝徳重『電話・睡眠・音楽』と『D・G・ロセ…

「鹿首」13号に「〈死〉を内包した北方性から 天草季紅『ユーカラ邂逅 アイヌ文学と歌人小中英之の世界』評」を寄稿

研生英午さんの編集する詩・歌・句・美の共同誌「鹿首」13号に招待いただき、「〈死〉を内包した北方性から 天草季紅『ユーカラ邂逅 アイヌ文学と歌人小中英之の世界』評」を寄稿しました。6ページにわたって、短歌と現代詩、「アイヌ文学」の交錯する地点を…

『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』エラッタ(更新:2018年1月3日)

『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』に関して、判明している誤植を以下に訂正いたします。ご指摘いただいた方々に感謝します。 ・p.199、6行目 ×『ぐずぐり』 ↓ ◯『ぐずべり』 ・p.248、1行目 ×金泰正 ↓ ◯金泰生 ・p.251、2行目 ×一部にとなる。 ↓ ◯一部と…

「北海道新聞」2018年6月17日掲載『近現代アイヌ文学史論』書評のエラッタ

×近代アイヌ文学の嚆矢(こうし)として語られる山辺安之助の『あいぬ物語』(1913年)が25年、浅田幸政によりエスペラント語へ訳されていたと知った。 ↓ ○近代アイヌ文学の先駆作として知られる武隈徳三郎『アイヌ物語』(1918年)が25年、浅田…

「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.73、75」掲載「山野浩一とその時代」エラッタ

「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.73」掲載「山野浩一とその時代(3)」エラッタ ※本文、「菅秀実」と「菅秀美」で揺れていますが、「菅秀実」が正しい表記です。 「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.75」掲載「山野浩一とその時代(4)」エラッタ ・P.229、…

「図書新聞」10月21日号「〈世界内戦〉下の文芸時評 第三二回 極右二大政党を前に、待ち構える「捕獲装置」の「あはれ」」が掲載。

発売中の「図書新聞」10月21日号「〈世界内戦〉下の文芸時評 第三二回 極右二大政党を前に、待ち構える「捕獲装置」の「あはれ」」が掲載。今回は民進党の分裂騒動と、棄権を呼びかける東浩紀を批判しつつ、以下の作品を取り上げました。 ・上田岳弘「キュー…

「Role&Roll」Vol.147掲載『エクリプス・フェイズ』シナリオ「アビス・オブ・シンギュラリティ」エラッタ

「Role&Roll」Vol.147掲載『エクリプス・フェイズ』シナリオ「アビス・オブ・シンギュラリティ」につきまして、エラッタがありました。 お詫びして訂正情報を掲載します。申し訳ありませんでした。 ・p.103、右段、キーワード:ハンプティ ×〈まなっとえあ自…

『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論』のエラッタ(誤植訂正)

『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論』では、優れた校正協力者の尽力で、誤植を減らすことがでましたが、それでもミスが出てしまっております。まことに申し訳ありません。いずれも純然たる校正ミスで、他意はございませんが、訂正…

「真空の開拓者――大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」」完結

学術出版社・未來社のPR誌「未来」2015年秋号より「真空の開拓者――大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」」という批評の連載をしております。 最新の2016年夏号では、その第4回、最終回が掲載されています。ぶじ完結。一年間のご愛読、本当にありが…

『SFが読みたい! 2016年版』の「マイ・ベスト5」に投票しました。

早川書房編集部の『SFが読みたい! 2016年版』の見本が届きました。こちらの「マイ・ベスト5」の国内編・海外編に投票しております。投票内容とコメントを掲載いただきました。毎年そうなのですが、これらのコメントは状況への批評となることを意図しており…

「図書新聞」2016年02月13日号に、連載「〈世界内戦〉下の文芸時評」の第12回「既存の文芸誌的コードから離れ、世界の本来的な複雑さを語るために」が掲載されました。

早いところでは本日から入手できる「図書新聞」2016年02月13日号に、連載「〈世界内戦〉下の文芸時評」の第12回「既存の文芸誌的コードから離れ、世界の本来的な複雑さを語るために」が掲載されています。 タイトルがすべてを物語っていますが、連載一周年を…

「ナイトランド・クォータリー03 愛しき幽霊(ゴースト)たち」に「H・P・ラヴクラフトと煉獄の徴候――レ・ファニュ、ストーカー、アイリッシュ・ヴァンパイア」を掲載いただきました。

怪奇幻想文学専門誌「ナイトランド・クォータリーvol.03 愛しき幽霊(ゴースト)たち」に、新作批評「H・P・ラヴクラフトと煉獄の徴候――レ・ファニュ、ストーカー、アイリッシュ・ヴァンパイア」を掲載いただきました。ラヴクラフトのレ・ファニュ受容につい…