一線を超えた中傷について

 アイヌ民族への差別煽動表現(ヘイトスピーチ)がやみませんが、アイヌ差別へ反対する者らへの度を超えた中傷も続いています。

 私に関しても、インターネット上で、「岡和田が非常勤先で卒論指導した折、夏目漱石をやりたいと言った学生に、マイノリティ文学でないと認めない、とアカハラをした」

 ――という謬説が喧伝されています。

 これはまったくの事実無根のうえ、社会通念上、受忍の限度を超えて私の社会的評価を低下させようと目論むものです。

 すでに魚拓を取りました。かような一線を超えた中傷、デマの喧伝には、法的措置を視野に入れて対応を検討します。

 

 2024年1月15日 岡和田晃


追記:私が兼任講師として出講した非常勤先でゼミを受け持ったとき(法政大学経済学部、2019年度)、同じクラスで前期はマイノリティ文学演習、後期は創作・批評実践ゼミを受け持ち、卒論提出を希望する4年生には卒論指導も行いました(卒論を書くかどうかは、制度的には任意)。卒論の構想発表のなかに、そもそも夏目漱石論は存在しません。最終的に完成して受理に至り、ゼミ生も参加する口頭試問会で発表されたものは、いずれも創作(小説や映画製作)でした。