2004-01-01から1年間の記事一覧
ファスビンダーの『リリー・マルレーン』を観る。 安っぽいのにすごいねぇ。こんな演出があるとはねえ。
▼この本、河出書房新社の「モダン・クラシック」シリーズから翻訳が出てるのだがどこに行っても見当らなくて、ネットで捜しても「かつては古本で3万円の値段がついていた」とか、そういう塵芥のような情報しか手に入らない。評価は極めて高く、ルイ・フェル…
▼もっとも、働きに行く必要があったので3エピソードぶんすっ飛ばしてしまったのだが、それでも見応えがあったのだった。ファスビンダーはヴィム・ヴェンダースやヴェルナー・ヘルツォークと並ぶジャーマン・ニューシネマの雄として名が通っているが、日本で…
▼原作はイアン・リビングストンの同名ゲームブックである。雰囲気作りと展開が秀逸な佳作だった(昔、自転車で東北を旅しながら読んだものだ)が、『D&D3e』版はそれにあまりにも忠実であるがゆえに、かえってシナリオをコントロールしづらい印象がある…
▼これは社会思想社の現代教養文庫から発行されていた有名なRPGシナリオで、原作者のケン・セント・アンドレをはじめとしたフライング・バッファロー社の連中が、三年のテストプレイ機会を経て完成させたキラー・ダンジョンである。 ▼無論、ひどいダンジョ…
▼これはもともとはORIGINか何かでプレイされたトーナメントシナリオで、デザインはかのゲイリー・ガイギャックス(D&Dのデザイナー)。旧きよき時代を象徴するかのような極悪ダンジョンなのだけれども(対応レベル14!)、特徴的なのはモンスターとのエ…
※2ヶ月前にプレイした、Dungeons&Dragons(D&D)のセッションリポートです。一応展開だけを軽く記録しておきました。 「白くきらきら光る絶壁に射す冬の太陽から傷ついた目を守るため、サングラスを買わねばならないと考えた。」――アラン・ロブ=グリエ『反…
傑作RPG(おおっと失敬、ストーリーテリングゲームだったな)『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』をプレイする。ルールブックは4年前の日本語版発売当初に即買いしていて、その後もサプリメントが発売されるたびになけなしの銭をはたいて購入してはいた…