『SFが読みたい! 2020年版』、例年どおり2019年のマイ・ベスト5の国内篇・海外篇に回答し、2010年代以降にベスト10以内に入った書き手orハヤカワSFコンテスト系の書き手に与えられる「2020年のわたし」欄に、今年の仕事の予定について書いています。国内篇アンケートでは、ベストに『掠れた曙光』を挙げてくれている人がいて驚きました(感謝)!
今回は、【2010年代前期ベストSF※国内海外混合※】というアンケートもありました。こちらは個別の回答は掲載されていないようですので、ここに書いておきます。日によって変わるかもしれませんが、私が投票したのは以下の通りです。
・伊藤計劃・円城塔『屍者の帝国』
・仁木稔『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』
・上田早夕里『深紅の碑文』
・樺山三英『ドン・キホーテの消息』
・林美脉子『タエ・恩寵の道行』(書肆山田)
・サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』
・フィオナ・マクラウド/ウィリアム・シャープ『夢のウラド』(国書刊行会)
・ピーター・ワッツ『巨星』
・ロブ・ボイル『エクリプス・フェイズ』(新紀元社)
・ケン・セント・アンドレほか『ミッション・インプポッシブル』(アトリエサード)
※いずれも順不同です。
なお、「2020年のわたし」では、「ウォーロック・マガジン」Vol.16とありますが、これは縦中横を処理した際の編集サイドのミスで、正しくは「ウォーロック・マガジン」Vol.6となります(編集部からは丁寧なお詫びをいただきました)。
私の肩書は今回、3つほど出したら長すぎたのかすべては入っておらず、編集サイドの選んだ2つが載っています。
帰宅。今日も見開き2ページ書いた。そして『SF が読みたい2020年版』と、クリスチティーナ・ダルチャー『声の物語』を買ってしまった。岡和田晃のアンケート回答を読んだら『声の物語』を買わずにはいられなかった。さすがにやばいので今月はもう買わないぞ(今月2度目だな、これ言うの……)。 pic.twitter.com/6Ij2vEndZE
— 吉美駿一郎 (@shunicirou) February 10, 2020
このようなリアクションも読者の方より頂戴しましたが、今回のアンケート海外篇の頭に書いたこと、私は大変に怒っています。声を上げられないだけで、憤懣やるかたない思いをしている人が沢山いることも、私は知っています。