編著『北の想像力』が第35回日本SF大賞最終候補作に選出されました。

　私が編集した『北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』（寿郎社）が第35回日本SF大賞の最終候補作に選出されました。応援いただいた皆様に感謝します。これを機に読んでみようという方、無料原稿多数の特設サイトをどうぞ。

・北の想像力　ポータル
http://www.geocities.jp/gensisha/north/index.html

　詳細があまり知られていないかもしれませんが、日本SF大賞は他の多くの文学賞とは異なり、小説作品と評論作品（むろん他メディアの作品も含め）が同枠で選考されるという、大変過酷な賞であります。そこで『北の想像力』が戦えるということ、光栄です。選考委員の方々と真剣勝負をさせていただく所存です。

北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅

　他の候補作はこちらです。

オービタル・クラウド

誰に見しょとて (Jコレクション)

星を創る者たち (NOVAコレクション)

My Humanity (ハヤカワ文庫JA)

　今回は『北の想像力』のほか、『「世界内戦」とわずかな希望』と『向井豊昭の闘争』も日本SF大賞にエントリーをいただいておりましたが、日本SF作家クラブ（日本SF大賞エントリー）のTwitterによれば、『「世界内戦」〜』もベスト10に入ったようで、たいへんありがたく思います。

「世界内戦」とわずかな希望〜伊藤計劃・SF・現代文学 (TH Series ADVANCED)

向井豊昭の闘争: 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学