「TH(トーキングヘッズ)」No.58に『ドラッケンフェルズ』論を掲載いただきました。

 「TH(トーキングヘッズ)叢書No.58 メルヘン〜愛らしさの裏側」に「「世界劇場」と吸血鬼ジュヌヴィエーヴ――いま、ジャック・ヨーヴィルドラッケンフェルズ』を読み直す」を掲載いただきました。憧れの雑誌だったので、とても嬉しいです。ご笑覧ください。周知のとおり『ドラッケンフェルズ』はRPG・ミニチュアゲーム等で展開を続ける『ウォーハンマー』の世界を舞台にした作品です。
 『ドラッケンフェルズ』の批評はかつて「ユリイカ」に出たことがありますが、新訳版については初めてでしょう。そもそもRPG小説についての論考が商業誌に掲載されるのは、大変珍しいことではないかと思います。また、本稿は内容的に拙著『「世界内戦」とわずかな希望』と共通した問題を扱っており、同書のスピンオフという側面もあります。なお本稿は、以前、「幻視社」4号に掲載し、Analog Game Studiesの転載した試論を大幅改稿したものであることを、あらかじめお断りしておきます。

ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G)

ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G)