こちらで告知をしておりませんでしたが、「文学研究論集」(筑波大学比較・理論文学会)第33号の編集を担当いたしました。実務にあたっては前任時にも裏方をされてきたKさんに、大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
会員向けにはすでに発送作業は終わっています。限定部数の学術誌ですが、いずれPDF化されて機関リポジトリで読めるようになりますので、ご興味がある方はお待ちいただけましたらと思います。
文学研究論集 第33号 2015
TSUKUBA STUDIES IN LITERATURE NUMBER 33 2015
筑波大学比較・理論文学会
TSUKUBA SOCIETY OF COMPARATIVE LITERATURE
『それから』における呼称問題
――漱石の自筆原稿の検討を通して
……………………………………………………………… 孔 月、李 麗
Yue KONG, Li LI: Significance of the Ways How the Characters are Called in Sorekara:
A Case Study Based on Handwritten Manuscript by Sōseki
村上春樹とアメリカ再考
――村上春樹/Haruki Murakamiの現在地
…………………………………………………………………… 佐藤 憲一
Kenichi SATO: Haruki Murakami and the U.S. Reconsidered:
Where Haruki Murakami Stands
らしゃめんの変容と戦後占領期文学における羊の表象
――高見順『敗戦日記』・大江健三郎「人間の羊」を中心に
…………………………………………………………………… 江口 真規
Maki EGUCHI: The Stories of Rashamen and Representation of Sheep in
the American Occupation Era Japan:
Takami Jun’s Diaries and Ōe Kenzaburō’s “Sheep”