2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

向井豊昭の新刊はどうやったら読めるの?

BARABARA(バラバラ)作者: 向井豊昭出版社/メーカー: 四谷ラウンド発売日: 1999/03メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (15件) を見る 土地と神話について考えると、どうしてもこの人が浮上してくる。 デビュー作『BARABARA』みたいなリーダ…

ヴィクトル・ペレーヴィン『恐怖の兜』について、簡潔にノート

「ロシアの電車男!」(By 島田雅彦)という考えうる限りにおいて最低の煽り文句にて売りに出された、鬼才ペレーヴィンの問題作。 恐怖の兜 (新・世界の神話)作者: ヴィクトルペレーヴィン,Victor Pelevin,中村唯史出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/12…

ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』

そもそも、20世紀とは何だろうか。20世紀的なものとは何かを語るならば、まずは時代そのものが何であるのかを知らねばならない。しかしながら、どうすればよいのか。 グローバリズムと多文化主義がせめぎあう現代において、何が本当に20世紀的なのかを…