追悼記事


 絶賛、修羅場中だが、これだけは言わせてくれ。
 〈SFマガジン〉12月号の、大森望さんのベイリー追悼エッセイの沸点の高さにじぃんと来た。
 そうだ、俺たちは、ベイリーが大好きだったんだ! 

S-Fマガジン 2009年 01月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2009年 01月号 [雑誌]

 今だからこそ、言うことができる。
 ベイリーはまさにSF界の長嶋茂男。
 安定打は望むべくもないが、ここぞというときに、期待以上の一本をくれる。
 「ベイリーの作品が残っている限り、SFは永遠に不滅です!」
 『時間帝国の崩壊』が、翻訳権を取ってきちんと訳されたものだったとは、知らなかった……。
 あと、このご時勢にスターリングの新作が日本語で読めるとは思ってなかった。彼は『時間衝突』の序文を書いてたな。伊藤計劃さんが売れて、サイバーパンクを盛り上げてくれているおかげか。ありがとうございます。