『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』より「二十一世紀の実存」完全版が掲載

 拙著 『「世界内戦」とわずかな希望』p.48掲載の原稿「二十一世紀の実存」において、一部、脱落がありました。深くお詫び申し上げます。完全な原稿は版元のサイトにPDFでアップロードしてございます。お手数ですがご参照下さい。


・「二十一世紀の実存」完全版
http://www.a-third.com/p/okawada_21cetury.pdf)。


 編集の岩田恵さんがTwitterでアナウンスをしてくださっていますが……。

 なお、書店などにてご購入いただいた皆様には、弊社までご連絡いただけましたら、小冊子化した「二十一世紀の実存」をおとどけいたします。(書店様にも可能な限りお届けにあがります)ご連絡お待ちしております。
https://twitter.com/mahamayuri/status/401335266968743936

 ということで、ご希望の方は、アトリエサードまでご連絡をいただけましたら幸いです。
 なお、完全版をWeb公開した「二十一世紀の実存」は「伊藤計劃の何がすごいの?」というのを、話し言葉で平明に綴ったものです。伊藤計劃が世代間対立の象徴のように語られることがありますが、本当にそうでしょうか? 贈賞式でのスピーチをリライトした性質上、「私」個人に近い立ち位置からの原稿になっており、私の他の批評とはかなり、スタイルが異なります。けれども、エッセンスはぎっちりと詰め込んだつもりです。グレッグ・イーガンの作品で不当に評価が低い「チャルマーの岩」の分析もあります。

「世界内戦」とわずかな希望〜伊藤計劃・SF・現代文学 (TH Series ADVANCED)

「世界内戦」とわずかな希望〜伊藤計劃・SF・現代文学 (TH Series ADVANCED)