日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」と題し、「北海道文学」の特質や可能性を新たな視点で捉え直すという連載です。
第9回は松本寛大さんが「山中恒――小樽の記憶、戦争の記憶」と題し、大林宣彦監督で映画化された『はるか、ノスタルジィ』を論じています(2015年12月22日夕刊)。期せずして、今までの原稿で最も北海道文学の伝統に正面から応答するような論考になったのではないかと思います。写真ともどもご堪能ください。私は全体の監修をさせていただきました。寿郎社のFacebookでも紹介されておりますので、あわせてご覧いただけましたら幸いです。
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