日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」と題し、「北海道文学」の特質や可能性を新たな視点で捉え直すという連載です。
第12回は岡和田晃が「河﨑秋子――犠牲の構造を断ち切る」と題し、三浦綾子文学賞受賞作『颶風の王』を中心に論じています(2015年3月24日夕刊)。「北海道文学」の文脈を意識しつつ、連載一周年の総括を兼ねた内容になっております。実は『北の想像力』では北海道新聞文学賞佳作「北夷風人」のレビューも掲載されておりますので、あわせてお読みください。
3月24日付夕刊文化面の「現代北海道文学論」では、別海町在住作家、河﨑秋子さんにスポットを当てています。三浦綾子文学賞に輝いた「颶風の王」について、岡和田晃さんは「北海道文学の伝統的な精神とモダニズムが交錯する地平が示されている」と解説しています。とてもスケールの大きな作品です。
— 北海道新聞文化部 (@doshin_bunka) 2016年3月23日
上は北海道新聞文化部の紹介ツィートですが、寿郎社のTwitterでも紹介されていますよ。
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