「北海道新聞」2016年2月23日夕刊に「外岡秀俊――言語の重みとの格闘」(田中里尚)が掲載されました。

 日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」と題し、「北海道文学」の特質や可能性を新たな視点で捉え直すという連載です。
 第11回は田中里尚さんが外岡秀俊――言語の重みとの格闘」と題し、2014年に新装版が出た『北帰行』を論じています(2015年2月23日夕刊)。土地とエクリチュールの問題に深く切り込み、これまでの連載のなかでは、もっとも北海道文学論らしさが出ているかもしれません。私は全体の監修をさせていただきました。寿郎社のTwitterでも紹介されていますよ。

北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅

北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅

北帰行

北帰行


※田中里尚さんよりご提供いただいた写真です。