Analog Game Studies活動強化月刊

 2016年の2〜3月はAnalog Game Studies(分科会)の活動強化月刊でした。Twitterにあげたリアルタイム・レポートより、その模様を簡単に報告していきます。
 2月前半の某日は「ダブルチャージ」4号から、ドイツ三十年戦争を扱った数少ないウォーゲームの一つ『三十年戦史』をプレイ。序盤は守りを固めていた旧教側が終盤には新教側に包囲され、グスタフ・アドルフヴァレンシュタインも生き残った状態でウェストファリア条約が結ばれた模様。

 「RPGamer」5号の『メイデイ』をプレイ。慣性移動のデータ化がお見事。

 続いて2月後半の某日は、スーツ『キリギリスの哲学』の読書会。ボードゲーム読書会での沢田大樹さんのレジュメを活用し、スーツ『キリギリスの哲学』の講読。カントをベースに考えてみました。ワークとプレイ、プレイとゲーム(オープン、クローズ)の区分について。

 そして、ドイツのカードゲーム『アサンテ』をプレイ。タイトルはスワヒリ語中央アフリカの商人を演じます。土地、宝物、動物、人物のカードを駆使して金を稼ぐ。辛勝しました。ルールはLCGっぽい印象。

 高梨俊一さんデザインのウォーゲーム『ドイチュラント・ウンターゲルト』(タクテクス」7号)で独ソ戦。コンパクトながらよく出来ています。ほぼ史実通り、地の利に勝るソ連が防衛戦に成功。1945年にベルリン陥落、ヒトラー自殺となりました。

 3月7日は「『クク大全』を遊ぶ会」。こちらの詳細はTogetterをご参照ください。伝統ゲームの生成過程を堪能できました。
 そして3月後半の某日は、RPGルーンクエスト'90s』。風来坊のオーランシーを担当したのはいいのですが、村娘を救おうとして占拠された祠を強襲するも、ヤギ頭の怪物ブルーの突撃を喰らい、あえなく死亡。他の面々も押し負けて、哀れ全滅。
 なお、サプリメントの「『ドラゴンアトラス』にある選択ルールの「突撃」は、固定値としてSIZ値をそのまま足すのでは、あまりにもバランスブレイカーなので、ダメージ・ボーナスを追加するくらいの処理が適切でしょう。

 最後にカードゲーム『ギャンブラー×ギャンブル!』。駆け引きのバランスがギリギリまで練られた好ゲーム。完成度高いと評判。こちらは勝利!