「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第33回、第35回

 原稿仕事に埋もれていて、北海道新聞文学賞の贈呈式以来、もっぱら告知がTwitterになってしまっておりました。
 アナログゲームを扱う専門書籍「Role&Roll」のVol.141とVol.145に、連載「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第35回が掲載されています。告知が落ちてしまっているのでこちらでご紹介。ファンタジー小説やゲームに出てくる中世ヨーロッパの背景を、蛮人オドアケルと司祭のアマリア、あるいはダークエルフのフィンディとドワーフガリーのコンビによる掛け合い、そして見田航介さんの美麗なイラストでわかりやすく紹介する、というものです。
 第33回のお題は「街角の晒し刑――軽犯罪への懲らしめから、白骨へ至る極刑まで」。第35回のお題は「天佑を確信し、相手を打倒せよ?――中世の決闘裁判」。ライティングはともに待兼音二郎さん。前者では「残酷な見せしめとしての「車輪刑」や「吊るし籠」」、「軽犯罪を懲らしめる「晒し刑」、後者では「神判の一種としての決闘裁判」、「命がけの決闘と、哀れな職業剣闘士」という二つの章立てで、一対一の自力救済制度としての決闘裁判を解説していきます。私はチェック協力をさせていただきました。見田航介さんのイラストにもご注目ください。

Role&Roll Vol.141

Role&Roll Vol.141

Role&Roll Vol.145

Role&Roll Vol.145