去る2016年12月4日に、SF乱学講座で「H・P・ラヴクラフト「レッド・フックの恐怖」と魔術的他者」を講演してきました。
内容紹介:
11月28日頃に発売される幻想文学専門誌「ナイトランド・クォータリー vol.07」(アトリエサード/書苑新社)は魔術特集ですが、このテーマで同誌に寄稿したラヴクラフト論をベースに、幻想文学やラヴクラフト作品を批評的に捉え直してみる講座です。中心となるテクストは「レッド・フックの恐怖」。関連し、E・ホフマン・プライスの「The Stranger from Kurdistan」など、ラヴクラフトが参考にした先行作品にも触れていきます。
というのが概要であります。
SF乱学講座終了。参加者のほぼ全員がラヴクラフト「レッド・フックの恐怖」を読了済、客席にラヴクラフトに詳しい原田実さんがいるという恵まれた環境、充実。作中のヤズィーディー表象への意見が多彩。ホームページ担当のエピクトさんからは娘へのお土産も頂戴しました。ありがとうございます! pic.twitter.com/gdox5CkANG
— 岡和田晃 Akira OKAWADA (@orionaveugle) 2016年12月4日
岡和田晃は「ナイトランド・クォータリー」Vol.7に、「詩とRPG――クラーク・アシュトン・スミスを再評価するための二つのアプローチ」、「H・P・ラヴクラフトと魔術的な他者――「レッド・フックの恐怖」とThe Stranger from Kurdistanをつなぐ磁場」を寄稿しています。講義のベースにしたのは後者ですね。
- 作者: アトリエサード
- 出版社/メーカー: 書苑新社
- 発売日: 2016/11/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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