「ナイトランド・クォータリー」Vol.28「暗黒の世界と内なる異形」、3月10日頃発売

 僭越ながら私が編集長をつとめております「ナイトランド・クォータリー」Vol.28「暗黒の世界と内なる異形」、3月10日頃発売です。書店用ポップもできました。

テキストの画像のようです

 以下、公式サイトより引用

 

A5判・並製・192頁・税別1700円
ISBN 978-4-88375-465-6
発行=アトリエサード/発売=書苑新社(しょえんしんしゃ)

 

幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》。
vol.28の特集は「暗黒の世界と内なる異形」。
暗黒の世界で、現実と幻想の境界に存在する、内なる異形に思いをめぐらす。
本当の闇とは、内側に広がる意識そのものに関わっているのだ。
その外側と内側の境目に、人は異形を見出しているのかもしれない。
では、その異形とは……?(いわためぐみ)
〜〜〜
マイクル・ムアコックと、ナンシー・A・コリンズの
本邦初訳のエルリック作品が登場!
ムアコックは36頁、コリンズは18頁を一挙掲載!
小説は、マイクル・ムアコック、ナンシー・A・コリンズ、
ゲオルク・フォン・デア・ガーベレンツ、ユードラ・ウェルティ、
ティム・ワゴナー、エラ・スクリムサワー、高原英理壱岐津礼。
他に、井辻朱美インタビューなど、コラム記事等も充実です!
=========
■主な内容
=========
【Story】
マイクル・ムアコック「漆黒の花弁(ぬばたまのはなびら)」/訳:健部伸明
■ナンシー・A・コリンズ「竜の心臓」/訳:徳岡正肇
■ゲオルク・フォン・デア・ガーベレンツ「あのもう一人」/訳:垂野創一郎
■ユードラ・ウェルティ「キーラ、インディアンの父無し娘」/訳:岡和田晃
■ティム・ワゴナー「廃物たち」/訳:待兼音二郎
■エラ・スクリムサワー「呪いの目」/訳:渡辺健一郎
高原英理「〈精霊語彙集〉 隙間の心」
壱岐津礼「赤鰯」
【Poetry】
■ウォルター・デ・ラ・メア「メルミロ」/訳:井村君江
【Interview】
井辻朱美インタビュー「ファンタジー世界に生き、翻訳と創作に手触りを与える」/聞き手=岡和田晃・岩田恵/構成=岡和田晃
【Movie】
■『ナイトメア・アリー』と「獣人(ギーク)」をめぐる解釈学/岡和田晃
【Essay】
■外なる暗黒、内なる異形/いわためぐみ
■暗黒の中に死を問う ――マンタム/沙月樹京
■擬似ダンピール奇譚:ダークを以てダークを制す。ブレイド、ウィッチャー、ヘルボーイの系譜/丸屋九兵衛
■メルミロについて/井村君江
■『ストームブリンガー』が斬り拓いたもの/伏見健二
■〈暗黒の世界〉の侵食と顕現/岡和田晃
■虚実綯交ぜの闇の世界に蠢く者たち/深泰勉
■現代魔術師が目指すもの 〜アデプトへの小径〜/軒端蒼一
■あなたの隣にいる人狼の「闇」/浅尾典彦
■狼の駆ける世界を眺めて/深泰勉
■ここまでは押さえておきたい人狼映画リスト (1913年〜2022年)/浅尾典彦
【Game】
■インターネットの闇を照らす光はあるか 「NEEDY GIRL OVERDOSE」レビュー/徳岡正肇
【Serial】
■〈覚えておいて欲しいこと〉第六回(1)亡霊について──帰らぬ旅路──(2) 狼男/井村君江
■〈アンソロジーに花束を〉第十回 ホラー年間傑作選の意外な歴史/安田均
【Book guide】/岡和田晃 
■夜の声にこだまする、日々のきのこ礼讃
デミウルゴスに欺かれることを望んで ――ジェイムズ・ブランチ・キャベル『土のひとがた』
■儚さと恐怖を伝播させる、立体的なくだん文学の姿
■表紙/マンタム
―――――――――――――