「茨城新聞」2019年10月31日号に、岡和田晃の第一詩集『掠れた曙光』に関する、茨城文学賞の受賞者インタビューが掲載されました。予告より早かった! どのような詩集であるかを語っています。
茨城新聞クロスアイから電子版も入手できます。こちら、写真が紙面と違いますね。
私が今年出した第一詩集『掠れた曙光』(幻視社)が、2019年度の茨城文学賞詩部門を受賞しました。
本日2019年10月27日の茨城新聞朝刊に載っています。「さまざまな語り口で現代詩の新分野を切り開いた」との審査評。
11月上旬には同紙に受賞者インタビューが掲載される予定です。皆様に感謝します。
ウェブでも報道が出ています。
《県芸術祭》茨城文学賞に大森さんら 新聞社賞は小田部さん歌集 https://t.co/8cOlH3iOxr pic.twitter.com/1DOjiBUe3t
— 茨城新聞社 (@ibarakishimbun) 2019年10月27日
《県芸術祭》茨城文学賞に大森さんら 新聞社賞は小田部さん歌集
— カレントニュース (@CurrentNewsLIOS) 2019年10月26日
県芸術祭(県、茨城文化団体連合、茨城新聞社など主催)の文学部門実行委員会(武子和幸実行委員長)は26... https://t.co/VHMEAgNr1p
Yahoo!ニュースにも出ました。
県芸術祭(県、茨城文化団体連合、茨城新聞社など主催)の文学部門実行委員会(武子和幸実行委員長)は26日、本年度の「茨城文学賞」と「茨城新聞社賞」の受賞作を発表した。(……)詩が岡和田晃さん(38)の「掠れた曙光」
アートや文芸を扱う批評誌「TH(トーキング・ヘッズ叢書) No.80「ウォーク・オン・ザ・ダークサイド〜闇を想い、闇を進め」が2019年10月30日頃に発売されます。
私は特集レビューにタル・ベーラ監督『サタンタンゴ』レビューを寄せ、連載「山野浩一とその時代(9)自壊する毛沢東主義と、「共産主義的SF論」の位置」が掲載されています。
また、以下の批評も監修いたしました。
【特集関連】
■怨念の木下闇(こしたやみ)〜白昼の陽射しにかき消される暗部に目を懲らして●待兼音二郎
■ヒトゴロシの理〜語られるものと隠されるもの●阿澄森羅
■未来希求的な闇〜春日井建の『未青年』●石和義之
■倒錯という戦略〜ブラック・サバスとH・P・ラヴクラフト●長澤唯史
■萩尾望都が描き始めた「楽園の裏側」〜「なのはな」と三池炭坑事故から、『ポーの一族』続編への道●宮野由梨香
◎津原泰水「五色の舟」レビュー●放克犬
【特選街レビュー】
■山階基『風にあたる』レビュー●関根一華
■ショーン・プレスコット『穴の町』レビュー●放克犬
タイトルだけだとわからないものですと、待兼音二郎さんの論考は目取真俊や原一男を扱い、阿澄森羅さんの論考は連続殺人犯の手記を比較・分析していく、といった内容で、いずれもスリリング!
私はジャック・ランシエールの『タル・ベーラ、時間その後』(未訳)を引用しながら『サタンタンゴ』について論じてみました。
「山野浩一とその時代」では「革命」がテーマ。大和田始が川又千秋のニューウェーヴSF誌「N」に寄稿したJ・G・バラード論「造反無理・革命有罪」、山野浩一が「世界政経」に書いた毛沢東論「革命の死」、大久保そりやの『性活動論』「共産主義的SF論」『黒田寛一をどうとらえるか』を論じました。
ウォーク・オン・ザ・ダークサイド〜闇を想い、闇を進め (トーキングヘッズ叢書 No.80)