コミック『スピタのコピタの!』の3巻に出演しました。
緑一色さんのコミック『スピタのコピタの!』の3巻が、発売になっている模様です。『Role&Roll』誌で大人気連載中のコミックの単行本が、ついに3巻目を迎えたのですね。
ロールプレイングゲームやボードゲームの面白さを、実際卓を囲んだときにしか味わえない「独特の雰囲気」を含めて読み手へ伝えてくれています。
スピタのコピタの! 3 (Role & Roll Comics)
- 作者: 緑一色
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: Matthew Sernett/Bill Slavicsek,桂令夫
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2007/10/31
- メディア: 大型本
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僕は10代の頃、『ウォーハンマーRPG』で知られるGames Workshopの『ヒーロークエスト』というRPGを、相当やりこんでいました。『ヒーロークエスト』、当時でも既に絶版でしたが、運よく地元のおもちゃ屋さんに在庫が残っていたのです。
なぜ、『ヒーロークエスト』が好きだったのかといいますと、「皆でワイワイ、立体迷宮を遊ぶ」ことによって得られる独特の「ドキドキ感」が、他に替え難かったからですね。
映画の『E.T.』の冒頭に、主人公たちが『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を遊ぶ有名なシーンがありましたが、あれが本当に楽しそうで、とても羨ましかったんです。『フォーチュン・クエスト』の3巻にも、ゲーム好きのドラゴン、JBとミニチュアを使ってRPGを遊ぶシーンがあって、あれにも憧れたなあ。
RPGを立体的に遊ぶ環境を整えるのには、なかなか費用が嵩みます。ましてや、僕が10代だった90年代後半は、いわゆる「RPG冬の時代」だったので、ミニチュアやフロアタイルなど、夢のまた夢でした。
しかし、時代は移り変わり、日本においても、ミニチュアやダンジョンのフロアタイルなどが一通り揃ってオールインワンでRPGを楽しめる『D&Dビギナーズ・セット』が手に入るようになりました。
『E.T.』の夢が、いま、ここに!
この『ビギナーズ・セット』が一つあれば、それだけで、ドキドキしながら立体のダンジョンに潜るこごができるというわけです。パーティ感覚で手軽に楽しむことができ、しかしながら深みのある本格派のRPGとして、遊んでみて損はないと思いますよ。
何より、想像力が広がる。
僕は『ヒーロークエスト』や『D&D』にどっぷりつかっていましたが、その一方で、ロード・ダンセイニの短編を読んで、ファンタジーの原石とも言うべき豊穣なイメージにも耽溺しておりました。
『D&D』とダンセイニの短編。そもそもルーツは同じですし、受け手の想像力を掻き立てるという意味で、両者は非常に近しいものだと思うのです。
『妖精族のむすめ』に収録されている「ヴェレランの剣」や「サクノスを除いては破るあたわぬ堅砦」などが好きな方は、いちど『D&D』も体験してほしいと強く感じます。逆もまた然り。『D&D』ファンは、騙されたと思ってダンセイニも読んでみて下さいまし。
- 作者: ロードダンセイニ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/07
- メディア: 文庫
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